肌触りはなかなか

一連のレトロなソウルやファンクをやるバンドやユニット、
それぞれ気持ちの良い音を出すのだけど、
やっぱり、少しずつ何かが足りない感じは否めない野ですね。

こってりとした濃厚さなのか、完成する前の灰汁に満ちた音なのか、
それとも時代の空気に込められた殺気なのか?
うまく言葉にはできませんが。
こざっぱりと言いますか、小綺麗すぎるのかも。
好きな音ではあることは間違いないのだけど、
だったら、昔のソウルとかファンク聴こうかな、という気に
どうしてもなってしまうのですよね。

そんなわけで、ジャック・ムーヴス。
ズィー・デスモンデスとテディー・パウエルとのユニット。
昨年末に発売されていたのですが、ようやく入手。
Waxpoeticsのレーベルから発売されているというだけで、
何となく評価したくなる私ですが、
たしかに小綺麗で手堅いのだけど、より自分の好みに近いかな。
e0147206_12183927.jpg
ウータン関連にトラックを提供しているパウエルのリズム、
特にドラムの音の感触というか肌触りが心地良いし、
なによりデスモンデスの歌の甘茶感が強く、
これはわりといい感じかも。
e0147206_1219912.jpg
特にデスモンデスの声は人気が出そうですね。
音を伸ばした時のかすれる感じは70年代半ばのスモーキーを、
どことなく甘ったるい感じにはエル・デバージを、
ぐっとソウルフルにファルセットで攻める時はロン・バンクスを
それぞれ感じさせる部分がありますね。
少しほめ過ぎかもしれないし、そのレベルまでの濃厚さは
流石に持ち合わせていませんが、そこが今風というか、
より広範囲に支持されそうな要因でもあります。

ライブ(先日日本にも来ていたそう)で見るとまた印象も変わりそうですが、
歌とリズム、両方のバランスとセンスが良いので、
もしかするとそのうち化けるかもね?
ということで、買って損することはないと思うので、
お好きな方は是非とも。
e0147206_12192363.jpg

[PR]
by zhimuqing | 2016-04-15 07:28 | Funkentelechy | Comments(0)
<< 新作は5月11日! おめでとう!& ありがとう! >>