でも自分の印はしっかりと

訃報が続いてしまいますね。
今度はドラマーのデニス・デイヴィス。
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あまり知られていない人かもしれない。
でも、知られざる名人、達人ですね
ちなみにこの人の師匠はすごい。
泣く子も黙るマックス・ローチとエルヴィン・ジョーンズ!
レジェンド中のレジェンドですからね。
とはいえ、だから偉い、凄いというのではなく、
やはり遺した音楽の素晴らしさがあってこそ。

一番有名なのはデイヴィッド・ボウイの諸作だそうで、
どのアルバムかは申し上げませんが、
門外漢の私でも、ああ、あのジャケか!と判るレベルの諸作ですね。
もっとも私は全く聴いたことがないので、
その音を語ることは出来ないのですが、
ボウイ、やっぱり素晴らしい耳!と感慨深いものはあります。
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こういう写真を見ると、人柄が偲ばれますね。

個人的にはロイ・エアーズの70年以降の数々の名作、
そして80年前後のスティーヴィーのドラマーとしての偉業あってこそ!
特にロイ・エアーズの名作には相当数参加していますが、
70年代のエアーズは1枚のアルバムに複数のドラマーを
雇っていることが多いので注意が必要だったりもしますけど。
(何のための注意なのか、私もよく分かりませんが)
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後ろにデイヴィスさんの雄姿が!

爪痕を残すような個性的な演奏する人でなく、
楽曲に対していかに心地よいグルーヴを提供するか?で
基本的にずっと勝負してきた人。
そういう意味ではスティーヴィーやエアーズのアルバムでの活躍も
頷けるというものです。
とはいえ、ジックリ聴くと、自分の印を実はしっかり付けていて、
そういうのがまた私のハートを燃え上がらせるのです。

今日の時点で個人的に選ぶ名演ベスト5はこんな感じかな。

まずは問答無用のスティーヴィーの必殺チューン。
よくよく考えると、スティーヴィ―の星の数ほどあるファンクでも
相当上位に食い込むのではないか!



うーん、かっこよすぎる。

お次はこれまたスティーヴィー!これも最高!
ミュージックエイリアムのあの曲ですね。
これまた80年代前半のファンクとしては屈指の1曲かと。



・・・それにしても、膨らむガレスピーはすごいですな。
高校の時にグラミーをテレビで観たときの衝撃を久しぶりに思い出しますね。

ま、それはともかくガレスピーの後を引き継ぐハーモニカのかっこよさよ!
ちなみに肝心のデイヴィスさん、バンドメンバー全員映った時、
一番後方に姿が見えますね。

ロイ・エアーズとの曲は多すぎて迷いますね。
まずは泣く子も黙るアリーサ・フランクリンのあの曲のカバー。



パーカッション、ベースとの絡みが絶品ですな。
これはデイヴィス印が結構目立つかも。
気持ちいいという言葉しか思いつきません。

お次は、これまた必殺の曲。
実は叩いているドラマーに所説あるのですが、
私はデニス・デイヴィスと判定しています。



これまた名曲過ぎるざます!
サーチンのコーラスが始まるところでのリズムが変わるところが
何度聴いても快感です。

ノーマン・コナーズの81年のMr.Cも捨てがたい。
グレン・ジョーンズの歌うあの曲もいいが、
今日の気分ではボー・ウィリアムズの歌うShe's Goneかな。



うーむ、スムーズで機動力抜群で、なおかつ力強い歌いっぷり。
その歌に呼応する正確無比でメカニカルなのに人肌を感じさせるドラミング。

ラストは89年屈指の大名曲。
アリスン・ウィリアムズのMasquerade。
とがった曲でのアリスンもよかったのだけど、
今となっては落ち着いたバックでじっくり聴きたかったという気も。
10年前の横浜でのライブでは泣きました。



ということで、5曲のつもりが6曲になりましたが、
ベトナム戦争に召集されて負傷して戻ってきたという経歴も持つデイヴィスさん、
安らかにお眠りください。
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by zhimuqing | 2016-04-09 00:28 | Make Me Wanna Holler | Comments(0)
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