人気ブログランキング | 話題のタグを見る

臍を噛む

先日随分前からの東京在住中国人の友人L氏とご飯を食べたのですが、
共通の知人(顔と名前を知っているだけ)の話題になったのですね。

当時の仕事でつながりがあった人の義弟で
10年ぐらい前に大阪に家族旅行で来日した時に私がアテンドした人。
USJとか梅田の阪急とかその辺を案内したのですね。
まあ、本人はかっこつけている人だなぁぐらいの印象しかないですが、
もうびっくりしたのが、私を召使同然にこき使おうとした我儘放題の奥さん。
我聴不懂、聴不明白、聴不清楚、不知道でほぼ全編押し通した私も
まあ当時は若かった訳ですが。

それはさておき、当時香港を拠点にしていたその人(旦那さんのほう)は
10年経った今、北京で大富豪に成り上がり、
上場企業を複数所有しているまでになったとのことで
出張や旅行では全て飛行機をチャーターして移動しているそう。

友人L氏が言うには、あれですね、稼いだ金の使い道を知らない人だ。
デカい飛行機の中に数人で座ってもスペースが余るだけで仕方ないし、
チャーター飛行機が家まで迎えに来てくれるわけでもない。
ファーストクラスにゆったり座りたいというのは分かるけど、
自分には全く理解できない、とのことで、
全くもって我が意を得たり、という感じなのですが、
そういう二人が食べているのは上野の場末の居酒屋、
てっさとてっちりを食べていたけど、全然美味しくない、むしろ不味いというところが
鉄(河豚)を食べているというよりも、臍を噛んでいる感が満載で
店の名は、うーむ、とりあえず伏せときますが、
なんともまあ寂しい限りの夜なのでした。
でも、話は楽しかったからいいのだ!
臍を噛む_e0147206_135005.jpg
艶とハリを見事に消し去る匠の技が光る「てっさ」。
乾燥してカピカピに熟成させたてっさは
大量のもみじおろしと合わせて食すと吉!
あっという間にもみじおろしが無くなるので、大声で追加を注文しよう!
臍を噛む_e0147206_1352334.jpg
冬の代表的な味覚である「てっちり」の概念を超える新機軸の一品。
身のハリを熟達の技で無くした河豚の身はギリギリまで熟成を進めていますので、
とにかく大量のポン酢を合わせて食することが推奨されます。
by zhimuqing | 2016-02-09 00:28 | Mickey's Monkey Job | Comments(0)
<< モヤーン襲来その2 猴吉猴吉! >>