ああ、もう

相変わらずジャメイカものを熱心に聴いているのですが、
困ってしまうのが、現行カタログの貧弱さ。
マーリー関連を筆頭にアイランドなんかは有名どころを
カタログにしっかり残しているし、
国内でも再発が繰り返されたりもするのですが、
少しマイナーなシンガーやグループとなると、
これはもう厳しい状態ですね。
似かよった内容のベスト盤が乱発されるだけで、
満足が行くラインナップが揃っていることは皆無ではないかと。

ましてや、私がここ最近贔屓にしている60年代~70年代初期の音は
そもそもアルバムが重視されていなかった時代ということもあり、
大変厳しい状態ですね。
過去には充実した再発盤が出ていたりもするのですが、
そういうものはあっという間に廃盤。
例えばジャメイカのモータウン的な存在のスタジオ・ワンものも
ネットでは見つかるものの、びっくりプレミア価格が付いていて、
結局足で探すしかないわけですね。
(それはそれで面白いのですが)

例外は、ジャンルを超えて愛されているリー・ペリーものぐらいかな。
更にはダブの再発で頑張っていたBlood & Fireも活動停止しているし、
いかんせんマーケットが小さいので仕方がないのでしょうけど、
有名どころまで似通ったベスト盤でお茶を濁している状況は
何とも勿体ないなぁと思いますね。

話が脱線しましたが、そんな中私が探しているのがメイタルズ。
特にスカ~アーリー・レゲエの頃のメイタルズは
スピーカーから生命力が迸ってくるような迫力がたまりません。
他のジャンルを見渡してみても比較出来そうなものが
すぐに思いつかないほど。
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リード・ヴォーカルのトゥーツ・ヒバートは
よくジャメイカのオーティス・レディングと言われますが、
私のイメージはちょっと違うかな。
強さの中にも脆さとがあって、そこがたまらないオーティスと違い、
生命力の塊というか、むき出しの生命力のヒバーツはあえて言うと、
デビュー当時のサム&デイブの方がまだイメージに近いかな。
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パンチ力も強く、手数も多い。
貰うパンチも多いけど、へこたれないと言いますか、
もう何が言いたいのかよく分からなくなっていますが、
そういう猪突猛進なところが、なんとも私の琴線に
触れるわけでございます。
ちなみに念のため干支を調べてみたのですが、
亥年ではなく、1942年生まれの午でした。
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ボクシンググローブを付けている写真もありますね

更には、脇を固めるコーラスのラレイとジェリー。
ヒバーツばかりが称賛されますが、隙あれば割り込んでくる
傍若無人なハモリが全くおしゃれでなく、これまた愛おしい。
レゲエのスタイルが完成する前の無骨で生々しい演奏と相まって、
何回続けて聴いても全く飽きることがありません。
というか、ヒバーツはこの二人といてこそ光るというのが
私の意見です、はい。
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ちなみに、私が新年からずっとはまっているのは
ロック・ステディ―の時代が過ぎようとしている頃、
レスリー・ゴングのもとでのメイタルズの音源集。
(一部にバイロン・リーとの曲もあり)
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≪Bla, Bla, Bla≫
ちょっと前には結構見かけたのですが、
これも最近はあまり見かけませんね。

19曲入りですが、もう名曲しか入っていませんね。
有名なところでは、映画Harder They Comeで使われていた
(本人達がスタジオで歌っている場面も使われていた)2曲、
“Pressure Drop”と“Sweet & Dandy”。
有名曲と侮ってはいけません。
リズムセクションは意外に細かい仕掛けがあるし、
3人の歌も実に自由かつ躍動感に溢れていて最高です。



ああ、もう最高っ!

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ほぼ全曲大好き!というレベルなので、
先の2曲を含め、日替わりで一推し曲が変わるのですが、
“Bla, Bla, Bla”、“One Eye Enos”、“Alidina”あたりは
絶対に外せないし、スライ&ロビーがリメイクした“Bam Bam”は
何度聴いても最高だし(チャカ・デマスとプライヤーズは元気なのか?)。
浮気男を歌って大ヒットした“Monkey Man”もいいですが、
柳の下のなんとかな“Monkey Girl”のほうが好きかな。
葉っぱで捕まって収監された経験を歌った
“54-46 That’s my number”はフェラ・クティに並ぶ
諧謔精神全開で、本当にかっこいいですな。
(本人曰く、冤罪だということですが)
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ということで、聴けば聴くほど味わいが増すメイタルズ。
最初期のスタジオ・ワンの音が猛烈に聴きたいわけですが、
まあその辺は今後の楽しみということで、
手持ちの音源を延々と繰り返し聴くのでありますね。
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by zhimuqing | 2016-01-07 18:45 | Funkentelechy | Comments(0)
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