ストレイトアウタ

ということで、フォースが覚醒したところで、
次に観るべきなのはあの映画ですね。
「Straight Outta Compton」。
無事に日本でも公開出来て良かった良かった。
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私はNWAを完全にリアルタイムで味わっているので、
イージーEとNWAの話が映画化されるということ自体、
なかなか感慨深いものであります。

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私は当時の若造と同じように、NWAの登場にびびり、
NWAが中心となった”We’re all in the same gang”にはまり、
キューブのソロ作に大興奮し、ドレーの離脱に驚き、
クロニックとスヌープにどっぷり漬かり、
ボンサグのお経ラップの真似を試み、という流れを
体験していただけにね。

なかでもキューブには福岡はクロッシングホールでの終演後、
サインと一緒に汗でぐっちょりになったキューブのTシャツを
貰うという経験をしておりますからね。
1枚目から3枚目までは文句なしのマスターピースだと思いますね。

ドレーはやはりディープ・カバーからクロニック、スヌープ、
そしてキャリフォルニア・ラブまでかな、個人的には。
2001なんかはもう一つ乗り切れません、はい。

イージーはやっぱりNWAの頃かな。
ソロ作はあまり記憶にないな。
でも、あの甲高い声と変なフロウはオリジナリティーに溢れてて、
強度のあるキューブの声よりも、もっと切迫感があって、
一番かっこいいのかもしれませんね。
若造の当時は本当の良さには気が付いていなかったかも。

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おっと、脱線しました。
映画の方はもうドの付くストレートな青春映画ともいえる、
よくある音楽伝記映画。
これだけ思い入れのあるグループなので、
単純な私はもうそれだけでうれしくなったり悲しくなったり。
逸話はほとんど知ってはいますけどね。
なんだかみんな美化されすぎている気もしますが、
でも、それでいいんです。
チンピラなイージーが義理堅いのがいいじゃないですか?
実際にどういう人だったか分かりませんが、
CDから聴こえてくるイージーのイメージ通りだし。

まとめる気分にはならないので、以下箇条書きにて。

ワールドクラス・レッキング・クルーでのドレーのへなちょこぶりは
あんな程度じゃ済まないぞ!っと。


ドレーはまあ悪い人ではないのだろうけど、
あのラキムを飼い殺した男でもあることも
きっちり描いてほしかったかも


あと、ドレー役はもう一つ顔がしっくりこない。
せめて眉毛のところの傷は再現してほしかったな。


ミッシェレイが出てこないのは不満。元奥さんなんだし、
初期には結構目立ってたんだから、登場させてほしかった。


実の息子が演じるキューブ、眉毛の10時10分眉毛度が足りない。

キューブの優れたリリシストぶりがしっかり描かれていてよかった。
特に、ソロになったNWAをディスる“No Vaseline”の見事なライム!
一番の見どころにして、爆笑シーンですな。


キューブのボムスクワッドとの録音シーンではチャックÐは勿論、
エリック・サドラーの姿が確認できるのは超嬉しかった。


イージーEはちょっと顔が丸すぎるかな。
後から見た髪型はQ兵衛師に似ていますな。
Q師、流石にリスペクトしているだけあります。


キューブ離脱後の“Niggaz4life”がビルボードで1位になったことや
アバブ・ザ・ロウ(キューブ襲撃シーンで出てくるけど)や
ボーン・ザグズン・ハーモニーを発掘したイージーEの手腕は
もっと強調してほしかったかな。


アラビアン・プリンスの存在感がゼロ。
DOCの方が目立っていたぞ!(気持ちはよく分かる)
スヌープ役は本人のほうがずっとかっこいいので、
違和感ありましたが、トゥパックは似ていたかも。


ブラッズやクリップスのくだりはウェッサイにある程度なじみがないと
分かりにくいかな。


ラストの和解シーン、あれは本当なのかな?
なんかイージーを偶像化すると同時に、
いい話で終わらせようとしすぎている気もするんだけどね。
(もし、本当に映画のようなながれになっていたのだったら、
それはそれで本当にうれしくもあります)


Q兵衛師(ナイス監修!)が出したクイズに答えようと、
必死でキューブのセリフをチェックしたのに、
すでに回答者がいたということに気が付いて、
激しく脱力しました。くそー。


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ということで、今年は本当に音楽映画多かったですね。
というか、映画館に観に行ったのはスターウォーズを除いて、
音楽映画しかなかったことに今気が付いて
驚く次第であります。
JB、スライ、ジミときてNWA。
来年はいよいよマイルスの映画、来るのかな?
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by zhimuqing | 2015-12-30 00:28 | Funkentelechy | Comments(0)
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