沁みこみすぎて困る

これは思いがけないクリスマス・プレゼント!
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ジルベルト・ジルとカエターノ・ヴェローゾ。
世界に名コンビあれど、はたから見ていて、
これだけお互いを尊敬し、敬愛し、切磋琢磨していることが
はっきりと傍目から感じ取れる二人というのは、
ちょっと思い当たらない。
現在、齢73歳の二人、初めの出会いは大学生の時ですからね。
ふー。
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今回のCD/DVDはこの二人のデビュー50周年!合わせて100年!を
記念する二人だけのツアーの模様を収めたもの!
CD2枚組、DVD1枚のみ、なんてのもありますが、
ここは当然の助動詞べしで全部セットをゲットです。
このツアー。世界各国を回っている模様なのですが、
何で日本に来てくれないのか?それがなんとも残念過ぎますね。
これが滅茶苦茶悔しいです、はい。
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それにしても73歳にして、この意気盛んは二人はどうだ!
トロピアカリアはアパルトヘイトに反対だ!と
イスラエル国内でパレスチナ系アラブ人がユダヤ人に差別されていること、
更にはパレスチナの現状について批判するだけでなく、
テルアビブまで乗り込んでコンサートを開くというのが凄まじい。
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しかも、その内容について聞かれたジルは、
基本的にイスラエル国内のパレスチナ人のために歌うが、
ユダヤ人も全てが反パレスチナというわけではなく、
友好関係を求めている人だっている、と答えているわけで、
伊達に、若かりし頃に軍政に追われて亡命生活していた訳ではないな、と。
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このステージは二人がギターだけを持って、
ステージでお互いの曲を歌い継ぐという構成。
はっきり言って超が付くほどの有名曲ばかりですが、
その何千回、何万回と歌ってきたであろうそれらの曲は
手垢がつくことがなく、しかし深みと慈しみを湛えて
歌われていくわけで、聴いているほうは
ただただ身を任せるしかありません。
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でもね、素晴らしいと思うのは、深みと滋味だけでなく、
瑞々しさが迸っているところ。
カエターノ・ヴェローゾとジルベルト・ジル、
この二人がものすごいことがその要因だとも思うけれど、
サンバの古豪なんかの歌にも同じような気持ちになることが多く、
これはやはりラテン音楽の魔法のようなものでもあるなと
感じるわけでありますね。
ソウル、ファンクやロックではなかなかこうはいきません。
あえて言えば、ニューオリンズ関係、例えばドクター・ジョンや
先日亡くなったアラン・トゥーサンなんかには
そういう魔法がかかっている気もするし、
やはりカリブ海を中心に何かがあるような気もしますね。
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最後はジルベルト・ジルの言葉で。

ステージに立つと今でも緊張するし、手が冷たくなって、
鼓動も早くなる。
でも、彼が横にいると楽なんだ。
世界中のミュージシャンのなかで、
一緒にステージに上がって一番落ち着けるのは
カエターノだよ

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by zhimuqing | 2015-12-25 00:28 | Funkentelechy | Comments(0)
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