胸キュン(ただしオッサン)

最近、訳あって病院に通院していた私。
先生は実にいい感じで信頼できる感じなのですが、
病院の看護師さん、まあオッサンには若い看護師さんは
ある種の楽しみとも言えるのですが、の中に
絵に描いたようなドジっこ看護師さんがおりまして。

3日連続で点滴の針を刺すのに失敗、先輩に毎回ヘルプを頼んで、
私の腕はなんというか注射跡がいっぱいという、
大阪市N成区でお馴染みな感じになっているのですね。
で、点滴がなかった先日は、お湯を自分の足にこぼして
熱いーと叫んで、診察室の端っこにうずくまっておりましたよ。
私(ただしオッサン)の胸がキュンとなることは勿論ありませんが、
元来がそそっかしい質の私は他人事のように思えず、
ああ、看護師にならなくて良かったと思ったのであります。

そうそう、胸キュン(ただしオッサン)といえば、
あれですよ、先日ふとした時に聴いたコルティーホ。
58年のシングル、“Calypso, Bomba y Plena”!
これはたまらない曲ですな。
アルバム≪Invites You To Dance≫に収録されておりますね。
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私はLPは持っておらず、ボンバから出てたCDで持ってます。



トイピアノのように鄙びた音色のピアノから始まり、
クラーベが重なって、これまた滋味に溢れるホーン。
この時点でグッと来るわけですが、
その直後に入ってくる女性を含むコーラス(コロ)がたまりません。
懐かしさと温かみが滲み出てくるような、そういう感じ。

で、満を持して出てくるのがイスマエル・リベーラ。
大スター登場という感じです。(とはいえ、まだこの頃は駆け出し)
一気に音が華やかになるのは、持って生まれたオーラなのでしょう。
人生の中にある色々な感情をギュっと押し込めたような声。

終始ジコジコとなっているギロ、
後半になるにつれ、ひそかに激しくなる(なりすぎないけど)コンガ。
このコンガとギロとクラベスとベースで織りなすリズムは
シンプルなのにどこまでも豊潤。
バンドのメンバーは皆マエストロなのに主張しすぎず
全体にまとまった時の音のイメージが的確に共有されていて、
ため息しか出ませんね。

この時代のコルティーホ楽団は本当に生命力に溢れていて、
聴いて楽しくなるものが多くて困ってしまう。
同時代のプエンテの華麗で端正な美しさはないかもしれないけど、
例えばメイタルズとかジョルジ・ベンとかカークなんかと同質な
汗をかくことを厭わない全力投球ぶりが美しい。
≪Invites You To Dance≫に収められている大名曲 “El Yoyo”での
見事なコーラスというか掛け声、アホガ、アホガの連呼の素晴らしさ。



それにしてもコルティーホとリベーラのコンビは凄い。
才能も凄いけど、しかも長く続く互いの友情も素晴らしい。
これに匹敵できるのはカエターノとジルぐらいか。
個人的にはラフィンとエディ・ケンも挙げたくなりますが、
安定した関係というところでは少し危ういかな。

プエルトリコのPlaza de los Salseros(サルセーロ公園、ですな)には、
地元が生んだサルサの8偉人の胸像があるそうだが、
もちろんコルティーホもリベーラの胸像もありますね。
並んで立っていてほしいのですが、どうなんでしょう?
いつか見に行っていたいものです。
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by zhimuqing | 2015-10-22 07:28 | Rumba DE Manbo! | Comments(0)
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