とりあえず熟成させてみよう

e0147206_1929287.jpg
全編ファレルのプロデュースによるスヌープの新作≪Bush≫。
レゲエにのめり込んだり、デイムファンクとのタッグ作を出したりと
ここ数年良く言えば意欲的、悪く言えば節操のない活動を繰り広げる
スヌープですが、久しぶりにファレルと合体。

聴いて驚きましたよ。
ほぼ全編ユル~い歌もの。
ほぼラップせずに歌うスヌープ。
多彩なゲストも全て飲み込む音世界。
とりあえず1曲目のスティーヴィーのハーモニカでやられてしまいます。
e0147206_19314985.jpg
ファレルの単独製作ではなく、チャド・ヒューゴの名前も随所にあるので、
ネプチューンズとの共同作業という感じ。
昨年の≪Girl≫のように細かい仕掛けが凝らされていることはなく
ここ数年の大トレンドである80年代のブギーファンクというか、
その辺の音を前面に展開。
ほぼ全編で声がまぶされているチャーリー・ウィルスンの声を含め、
ギャップバンド的な腰の軽さも感じますね。
それはある意味で西海岸的と言えるし、ギャング的でもあるのですね。
e0147206_19321383.jpg
元々スヌープのラップは歌うが如しという感じだったのですが、
滑らかな両生類的だったフロウは今ではゆらゆらと揺れる歌へと変わり、
これはこれで楽しく聴いている私。
20年前だったら、ファンクとは認めん!ヒップホップではない!と
青筋立てて怒った可能性もありますけどね。
デビューの時の冷酷なイメージとは違い、
今では葉っぱ好きの愉快なオッサンキャラな訳で、
実情に沿った音でもあるかな、と。
e0147206_19323636.png
ということで、ベスト作ではないけれど、
意外にこういう音というのは遠投力があったりするので、
油断のならないアルバムの様な気がするな。
もう少し熟成してからの方が楽しみです、はい。
[PR]
by zhimuqing | 2015-06-06 19:28 | Funkentelechy | Comments(0)
<< 運動会はやはり楽しい వికాస్ స్వరూప్ >>