争奪戦に敗れる

えーまずは、業務連絡です。
ドコモの携帯メールは無事受信できるようになりましたが、
今度は家のパソコンのGoogle Chromeの調子がすこぶる不調です。
ですので、連絡がある方は携帯の方まで。

さて、昨日のことですが、都内某所で廃盤CDのセールがあったのですね。
廃盤と言っても普通の廃盤でなく、メインはいわゆるアドヴァンス盤。
つまり発売前にお蔵入りが決定して、プロモーション用のコピー等、
ごく少量のブツだけが出回ったものが多く、これは通常の廃盤よりも
ずっと入手が難しいものなのですね。

私はあまり90年代以降のアドヴァンス盤には興味はないのですが、
ずっと狙っている一枚があり、それが≪Amoeba Cleansing Syndrome≫、
アトランタのファンク女帝JOIの97年発表予定だったの幻の2nd。
タイトルの素晴らしさはジョイならでは!ですな。
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数日前から出品される事が分かり、でもひっそりとした扱いだったので、
これはようやく入手出来るかも!問題は値段だ!ここは清水のなんとかで
予算は大枚4枚弱(諭吉さんでなく、英世さん4名というのが情けないが)、
ということで、乗り込んでみたのですが・・・。

今回のセールの鳴り物入りの売り物では無い私の狙いのブツは
面出しになっておらず、棚差しになっている模様。
むくつけき野郎どもが開店と同時に群がるCD屋の狭い一角、
争奪戦に参加するも気が付くと、隣のお兄さんが手にあるのは、
ああ、これはジャケがないEMIから出る予定だった、ジョイのブツではないか!
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ところがこのお兄さんはレアなブツを15、6枚ほどかごに入れ、
何を買うか、結構迷っている様子。
手にとっては棚に戻し、また手にとってはカゴに入れ、を繰り返している。
これはもしかしてまた棚に戻す可能性もあり!と睨んだ私は
以前天神の新天町で見かけた私立探偵ばりにお兄さんを見守ること15分、
しびれを切らした息子が店内を縦横無尽に駆け巡る中、
お兄さんはそのままカゴを持ってレジに行ったのでありますね。
値段はなんと2000円強。

お会計は全部で19700円ですってアンタ、やりますな!と思いつつ、
おい、キミはレア盤だったら何でも良かったのでは?と負け惜しみを
心の中で叫びつつ、呆然自失になっている私を尻目に
その次にレジに行った人は45000円ぐらいCD買っていて、
いや、私も結構買いまくるタイプですが、上には上がいるな!と
世の中の広さを思い知ったのでありますね。

ちなみにこのアルバム、全く聴いたことがないかと言えばそうではなく、
このご時世、結構音としては流出していますからね、手元にもあるのですね。
知る人ぞ知る名盤で、そのままリリースされていたら
ファンクの歴史に残っていたかも。
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バックバンドはフィッシュボーン、しかもまだオリジナルメンバーが
たくさん残っていた頃のフィッシュボーンですよ。
しかも歌を歌うのがファンクネス極まりないジョイ、
97年のダラス・オースティンといえばキャリアの全盛期だし、
どう転んでも悪くなるはずはない。
それにしてもあの当時のフィッシュボーンを自分のバックバンドに
呼ぶという心意気が凄い。

ファンク・ロックな曲もドラムのノリがファンキーで、
当時流行っていたファンク・ロックとは明らかに一線を画している。
ギンギンのギターは多分ジョン・ビガム。
ベースとドラムはもちろんフィッシャー兄弟。
ノーウッドのバスタオルを腰に巻いただけのステージ衣装には憧れたものです。
キーボードはこの頃勢い余ってメンバーになったと言われていた
ダラス・オースティンかな?
そして、このハードな音をものともしない強靭なジョイ。
惜しむらくは、フィッシュボーンお得意の管3本を前面に押し出した曲が
"I Believe"の一曲しかないところかな。勿体ない。
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もっともジョイの歌が際立つのはファンカデリック丸出しのスローなファンク。
この路線は実は3rdのサディークとの共同作業でも取り組まれ、
しっかりとした成果に仕上がっていたものですが、そのプロトタイプはここに。
シャカ・カーンが開発したファンク唱法を更にギリギリと絞り込み、
喉を大胆にひしゃげさせることで、クリントンの情けない唱法、
ブーツィーによるジミのパロディをも飲み込んだ歌。
今回改めて聴くと、デトロイトの名歌手にして、90年代以降のPファンクを
支えたベリータ・ウッズの歌にも近いものを感じますね。
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ということで、フィジカル盤を入手することは叶わなかった訳ですが、
そろそろ新作が出るという噂が流れており、
もしかすると昨年のDの復活以来の個人的には大コーフンになるかもね。
新作のタイトルは≪Rebekkah Holylove's Salvation Symphony≫。
相変わらず姐さん、タイトルの付け方が絶妙だ!
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by zhimuqing | 2015-01-18 15:43 | Funkentelechy | Comments(0)
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