始祖だけに破壊力は相当なものだ

夏休みをとって、家族で伊豆に泳ぎに行く予定だったのだが、
ヨウが熱を出してしまい、あえなく中止に。
ということで、レイと一緒に(なぜか)代官山に行ったのだが、
久しぶりに行ってみても、特に蔦谷以外には特に面白い場所もなく、
下北沢か高円寺に行けばよかったと少し後悔。

ま、それはさておき、車中で聴いていたのが、
個人的には久しぶりのバブス・ゴンザレス。
ジャイブとかジャンプは割と日常的に聴いているのですが、
なぜか最近漏れていたのですね。
何故、この暑い時期に、こんな濃厚な音を?と思う人もいるかもしれないですが、
いえいえ、ジャイブ関係はこの時期、風通しの良い部屋なんかで聴くと、
実にいい感じにリラックス出来るのです。
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バブス・ゴンザレスは例えばゲイラードなんかに比べると、
ポップさに欠けるためか、ジャズ畑寄りなためか、
ディスコグラフィーなんかもしっかりしたものを見たことがなく、
再発の状態もいまいち不明な点が多く、困ったものですね。

で、今回聴いていたのは、Hopeでの≪Voila≫の再発盤+5曲。
全て58年の録音ですが、そのバップ・ヴォーカルはクール極まりなく、
パーカーとかその周辺のビバップ界隈で大活躍だったというのも、
実によく理解できるものですね。
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後ろの演奏陣も豪華で、ここで一人一人名前を挙げませんが、
ロイ・ヘインズのドラムのキレとかジョニー・グリフィンのテナーの響きもいいが、
やはりレイ・ナンスのヴァイオリンが一番気になるところですかね。
ゴンザレスの歌のヒップさを旨く引き出している。

それにしても、バブス・ゴンザレスはジャイブ方面のど真ん中なのに、
例えば以前Pヴァインから出ていた、そして11枚中4枚しか入手出来ていない、
「ジャイヴでスウィング」シリーズにもおそらく収録されていない。
(もちろん7枚は聴いたことがないので、推測だけど)
多分、ブルース的というよりも、よりジャズというかビバップ的、
もっと言えば楽器演奏者に近い感覚なのかな?と思ったりもするのですが、
どうでしょう?
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とはいえ、車の中で「アナと雪の女王」を熱唱している娘の耳にも
飛び込んでくるバブス・ゴンザレスのバップ・スキャットは
やはりそれだけの破壊力があるわけだし、
ヒップホップの始祖、源流の一つとして、もう少しがっちりと
分かりやすい再発を行うべきだと思うのですけどね。
と言うか、バブス・ゴンザレスのカバーバンドやりたいっす。
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ベニー・グリーンとのツーショット!

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キャノンボール・アダレイがプロデュースしたソウルフルなジャズの隠れ名盤にも、
バブス・ゴンザレスの曲が2曲収録。
ジェイムズ・クレイとファットヘッド・ニューマンのテナー・バトルものだが、
ウィントン・ケリーとサム・ジョーンズ、アート・テイラーをバックに
テナーマン二人が咆哮する。
くすんだクレイよりも、バッキンバッキンに迫るファットヘッドの方が好みかな。
文句なしだけど、キャノンボールも参加してくれていたら、もっと良かっただろうに。
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by zhimuqing | 2014-08-05 19:28 | Funkentelechy | Comments(0)
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