存外タフなエクボ

リチャード・ディンプルズ・フィールズはディンプルズ(えくぼ)という、
ミドルネーム?が有名なわけですが、
それにしても、えくぼ(笑窪)って漢字で書くと、
本当に微笑ましいというか、いい気分になる字面ですね。
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それにしてもこの人は最近語られることはほとんどありませんが、
ワン・アンド・オンリーなスタイリストですね。
高い声域での歌はエル・デバージの先達という感じも強いが
あそこまでの毒と言うか棘はあまり感じさせず、
もっと甘くて滑らかと言えますか。
やはり女性限定(いや、この人の場合はアース・エンジェルですね)と言えるけど、
ソウル道の常、この人のライブ映像を見たことはないですが、
ライブで、スウィート・レイディーズ!!と呼びかけると、
多分マツコD的な女性陣がギャーっとレスポンスするのだろうから、
そういう脳内妄想再生とともに聴くと、これはこれでかなりソウルフルですな。
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自分の歌とスタイルに合わせた曲作り、音作りという点では
才能に溢れた人ですね、やっぱり。
私は恥ずかしながら81年の代表作≪Dimples≫しか持っていないけど、
腕利き揃い(演奏陣のクレジットは無し)の演奏も歌のグルーヴを削ぐことなく、
過不足のない状態がうまくキープされている。
まあ、時代的に81年だし、バランスがギリギリ取れているタイミングだし、
80年代半ばのアルバムはもっと調和が取れていないかもしれないけど。

なぜか2曲でベティ・ライトが参加していて、ハイトーンのメロウな世界に
突然肝っ玉オバサンの声が混じって驚かされるのですが、
これが実にいい塩梅で、曲がぐっと引き締まるわけです。
どういう関係だったのかは、勉強不足で分からないわけですが、
全曲この二人でやっても良かったのでは?と思わせるぐらいの愛称のよさで、
そんなところにも、この人の才能を感じるわけですね。
まあ、ハードコアな音や声を求める人やロック魂な人に無理にお勧めはしませんが、
でも、結構しぶといんじゃないですかね、この笑窪さん。
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私が持っているのは投売りコーナーでゲットしたものなので、
A面1曲目で針飛びがあって、DJがブレイクビーツで遊んでいるみたいになるのが、
残念と言うか面白いと言うか。でも下手なDJよりもつなぎ方がうまいかもよ。
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by zhimuqing | 2014-08-04 07:26 | Funkentelechy | Comments(0)
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