それでは良いお年を!

ということで、あっという間に今年最後の一日。

はっきり言って、今年は新譜を聴く暇がないほど、
色々な音楽を集中的に聴いていましたよ。
言葉にならないほど優雅でタフで甘くて毒性の高いエリントンと
激情とファンクネスそしてたっぷりとしたメロウネスで溢れるラサーンには
随分とお世話になりました。

3分間にほとばしるパッションと身のこなしを込めたノーザン・ソウル。
モータウンだと、ショーティー・ロング、マーヴ・ジョンスン、Jr,ウォーカー、
他のデトロイトだったら、デイヴ・ハミルトン関係やメルヴィンにバリノス、
その他にはバラッズ、クール・サウンズ、ルー・ラグランにやられました。

新しく出来た友人に影響されたものも多かったかな。
上のバラッズとかルー・ラグラン経由で60年代の都会のディープソウルや
70年代初期のグループものを聴き直すきっかけとなったDさん。
hideさんとのやり取りの中では、80年代のソウル~ブラコンを
自分の中で再評価することになったし、
58兄さんとの活動では、ブルースとカントリーとジャズの関係について
色々考えさせられるきっかけになったと思うし。


ということで、毎年恒例の音楽(新作)の年間ベスト10、行ってみよう!
フィジカルなブツのみ。

① Janelle Monáe:The Electric Lady
② José James:No Beginning No End
③ Ghostface Killah & Adrian Young:Twelve Reasons to Die
④ Le’Jit:New Begininng
⑤ Steve Arrington x DaM-FunK:Higher
⑥ パンチの効いたオウケストラ:ORCHESTRA ON A PUNCH
⑦ Gladys Knight:Another Journey
⑧ Red Hot + Fela
⑨ Ronald Isley:This Song Is for You
⑩ 吾妻光良&The Swinging Boppers:Senior Bacchanals


次点
・TGT:Three King
・7 Days of Funk
・Georgia Anne Muldrow:Lighthouse

1年後どころか1週間後にはランキングが変わっているかもしれないけど、
今日の時点ではこの順位かな?
2013年、新譜はあまり聴いていないけれど、
私の元に届けられた音楽の中に、ファンクだったりソウルだったりの
未来を築いていくれそうなものがチラホラみえて、
こうやって改めて振り返ると少し嬉しい気持ちも。

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1位は順当過ぎる気もするが、モネイちゃんで文句なし。
前作の方が良いという意見も目にしたが、そんなことはない。
アウトプットがすっきりして、間口がひろくなっただけ。
ファンカティアーの未来を大きく切り広げてくれることを期待します。
でもって、日本盤も出たことだし、なんとか来年中の来日を!

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あまりにも『Voodoo』で冒険心に欠けている気がするホセさんですが、
でも冷静に聴き直すと、やはり良いものは良いということで、
素直に評価したい。
クリス・デイヴとパラディーノのコンビネーションの深化にも
来年は期待したい。(というか、Dの新作は一体どうなっとンのじゃ?)

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エイドリアン・ヤングの作りだす殺気に満ち溢れた音、
それに対峙するゴーストフェイスの抑制の効いた(時々効かない)フロウ。
今年聴いた中で一番ヒリヒリしました。
続編を期待するとともに、ヤングにはソウル・シンガー、
例えばスモーキーとかアル・グリーンとか、そういうメロウなシンガーと
是非共闘してほしいものだ。

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レ・ジットは各紙Q、各媒体で絶賛の嵐だけど、それも当然の内容。
歌いっぷりはもちろん、音の作りも良い意味でスマートで驚きました。
今後もコンスタントに新作を発表してもらえると言うこと無し!

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デイム・ファンクは不勉強だったもので、今年初めて聴いたのだが、
たしかにファンクの未来を託していい一人だと思った。
今年一番の発見かもしれない!
スヌープ、グラディスとベテランの活かし方が凄すぎる。
特にアーリントンとのコラボは地味と言えば地味だが、
スレイヴと完全に地続きなのに、スレイヴのどの曲とも全く違うというのが、
実にイカしている。
リズム、特にベースライン(音色を含む)の組み立ての物凄さは特筆ものだ。

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パンチは先日観たライブの印象が強力すぎて、やや贔屓したしまったかな。
でも、確かな演奏力と豊かな妄想力と実行力が凝縮した名盤だと思う。
聴けば聴くほど、味わいが増してくる。
来年はこのオウケストラのライブを最低4回は観たい!

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年末ぎりぎりにグラディス・ナイト。
新作が出ていたとは全く気がつかなかったのだ。
流石にまだ聴き込めていないけど、前作に引き続きこれは傑作。
グラディスのソウル~R&B系の作品では過去20年の中でも最高傑作?かも。
(というか、過去10年、ほとんど出していないしね)
次回作にはデイム・ファンクを3曲、ゆかりの深いR.ケリーで5曲、
サディークで5曲、ケムで3曲、お願いしたいと勝手にお願いしてみる。
(想像すると鼻血が出そう。)

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レッド・ホット・シリーズの最新作はフェラ・トリビュートの第2弾。
メンツはグッと地味になったし、全く騒がれなかったけど、
バラエティに富んだ作りはなかなか面白い。
1曲ずつしっかり聴きこむと、私なんかは興奮してしまうのだけどね。
年末のアンチバラスのライブに行きそびれたのは痛恨の極み。
(ザ・ルーツも行きそびれたけど)

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今年観たライブでも屈指の出来だったケムが製作した曲が圧巻だった
ロンの叔父貴な訳ですが、若造には負けん!と流石の貫禄ぶり。
全盛期に比べればそりゃ声の艶も落ちている訳ですけど、
大事なことは心意気なのだと、60年近くになるキャリアが背中で語りました。
でも、次回は全曲ケムに任せてみてはいかがでしょう?伯父貴どの。

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最後の1枚は吾妻さんの新作。
はっきり言って大好きなのだが、知っている曲が多かったというか、
ようやくあの曲を音盤化ということで、インパクトがやや弱かったから、
この位置になっちゃいました。
社会人バンド(ですよね)なので、メンバーには早くもっと歳を取って
つまり早く定年になってもらい、バシバシ活動してほしい、と。
普通のバンドだと、歳を取ることを恐れるもんなんですけどね。

次点は、おとこ臭すぎてむせかえるTGT、
ハードコアすぎて収拾がつかないマルドロウ姐さん、
スティーヴ・アーリントンを優先したために涙をのんだ
スヌープジラとデイム・ファンクとのコラボ作あたりかな。

期待していたグラスパーの新作は良く出来ているけど、
心の引っかかるものがなく、残念でした。
ケリス師匠の黒パンティーはまだ聴いていません。来年に回します。
そういえば、クリセット・ミッシェルもまだだな。

年々質が向上しまくるミックステープやダウンロードものは、
基本的に無料のものだけ。
良く聴いたのはこの辺り。

◎ Chris Turner:LOVEElife Is A Challenge
◎ Jay Electronica:The Complete Discography (May, 2013)
◎ Busta Rhymes &Q-Tip:The Abstract & The Dragon
◎ Mandrill:1974
◎ Lord Finesse (The Underboss):Live From Tokyo
◎ Anthony Hamilton:Soul EP


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時代も年代もバラバラ。アップされたのも多分今年でないものが多いかも。
クリス・ターナーとジェイ・エレクトリカが個人的な2強。
クリス・ターナーはフィジカルなブツになっていれば、上のベスト10は確実。
この辺は謎の千里眼として有名なキープ・クール・フールさん情報。
なかなか作品が発表出来ないことに業を煮やしてこれまでの録音や客演を
一気にアップしたジェイ・エレクトリカ。
猛烈にありがたく思ったのも事実ですが、そうせざるを得ない今の音楽界に
複雑な心境となったのも事実。(でも嬉しかった。)
Funkitにはもっともっと過去の音源を蔵出ししてほしいなぁ。
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そんな訳で、今年度印象深かった、ありがたいものを色々。

【小説、自伝、新書】
・晴子情歌
・ギル・スコット・ヘロン自伝
・マネーボール
・あんじゅう
・解錠師
・里山資本主義
・善人長屋
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圧倒的な高村薫、凄すぎた。

【舞台、その他】
・今の私にカバンを詰めて
・SUMURAI挽歌III~ラストサムライCode.J
・フットルース
・ライブ! 9条どうでしょう
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姐さんの凄いのも当たり前。ブラザGも素晴らしかった!

【映画、映像】
・Into Darkness
・Iron Fists
・燃えよ!じじぃドラゴン 龍虎激闘
・TOKYO STORY 小錦vsデイブ・リー・ロス
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この映画のおかげで我が家には俄かにスタートレックが大ブーム。

【ライブ】
・ケム
・カサンドラ・ウィルソン
・パンチの効いたオウケストラ
・KIKI BAND ワークショップ
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いずれも最高だった!
結果的にベースのヘッドで殴ってしまった梅津さんの頭部が心配だ。


星になった人達もたくさんいるのが悲しい。
シュガーフット、ドナルド・バード、ブギー、リチャード・ストリート、
三國連太郎、マーヴィン・ジュニア、エルモア・レナード、ボビー・ブランド、
やなせたかし、そしてネルソン・マンデーラ。
世の中に必要とされる人がなぜ先に召されてしまうのか?


さて、感謝しなければいけない人もたくさん。

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プリーチャー、ケンドリックス、ノブードゥー、マシーン、ボン兄、
貴方達は最高だ!Here Comes Voodoo Lotus!
あと、これは大事だ!はなちゃん、生誕おめでとう!
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58兄さん、スミエ姐、ランチ姐、A太郎さん、色々ご迷惑をかけています。
アサカ兄、一緒に演奏出来て楽しかったよ。
ミスターP、メガトン剛田サン!久しぶりの邂逅最高!
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M.A.さん、ヒロム君、hideさん。色々お世話になりました。
まず、ブログを読んでくれた人、つたない文章で済みません。
もう少しどうかしたモノが書けたらいいんですが。

そして、家族のみんな。一年ありがとうね!
わがままな私でごめんなさい!
みんなのおかげで私は楽しく過ごしております。
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暗愚な宰相でどんどん駄目になる一年でしたけど、
来年はもっと良くなると良いですね!
それでは良いお年を!
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by zhimuqing | 2013-12-31 23:59 | U GOTTA FRIEND | Comments(3)
Commented by M.A. at 2014-01-01 09:00 x
昨年末イヤ~な駆け込みコメントで
締めてしまって大変申し訳なかったので
新年はJBで明けさせてください。
このJBめちゃくちゃキュートじゃないですか?
James Brown performs a medley of his songs. Live at the Apollo Theater. March,1968.
http://www.youtube.com/watch?v=_NkvCNTlDRU イァアオウゥッ

今年も楽しませてくださいね。よろしくお願いします!
(そういえばJames River…)
Commented by M.A. at 2014-01-01 10:09 x
PS(忘れっぽいお年頃)
グラディスのOld School、youtubeにあったのですが
バッチシ好み!びっくりでした。
やっぱ私はオールドスクールや~
Commented by zhimuqing at 2014-01-01 11:26
>> M.A.さま

やはり新年一発目はJBですよね。
キュートで可愛いですね。離れて遠くから見ると。

ビィウィリュダァァ!が昔から凄く好きなのです。
最近JBは67-68年が最高じゃないのかな?と思ってますよ。

グラディスの新作はあの曲がダントツですが、
オーソドックスな曲もいいので、安いのが見つかると
是非ゲットの程を。(年末進行だったので、ご祝儀相場で購入したのです。)

ということで、今年も出ないであろうジェイムズ・リヴァーを待ちながら、
今年もよろしくお願いします!
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