そんな訳でクリスマスの夜ですね。
私は先日のライブやった翌日、マンションの組合での掃除で
またもや腰を痛めて、よたよた歩いているのですが、
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
クリスマスと言えば、クリスチャンでもない我が家では
まず何はともあれJBを聴くというのが大事。
毎年このタイミングしか聴くことが無いクリスマス・アルバムですが、
JBのクリスマスはやはり本質が出るのか猛烈にブルージー。
個人的に好きなのは66年のアルバムだけど、68年の2枚目もいいね。
≪A Soulful Christmas≫というタイトルに偽りなし。
オープニングの曲が”Santa Claus Go Straight To The Ghetto”で、
7曲目には必殺の”Say It Loud – I’m Black And Proud ”、
9曲目が”Let’s Unite The Whole World At Christmas”、
〆を飾るのが、”Santa Claus Gave Me A Brand New Start”。
やはりJBは偉大だなと思うことしばし。
さて、JB、ジャクソン5、ラサーン・パタースン、フェイス・エヴァンスが
我が家でのクリスマス・アルバムの定番なんですが、
今年ようやく買ったケムのクリスマス・アルバムもいいですね。
昨年発売されたもののデラックス版として先月出たものですが、
このタイミングをずらしてのデラックス版、基本的に商法としては
好きではないのだが、ケムの場合は新録、しかも豪華なゲスト入りとなると、
昨年買っていなかった私としては、逆にありがたいてなもんだ。
オリジナルも定番曲もどれもケムの色に染められていて素晴らしい。
個人的にはケムにハマったのは今年の正月明けだったこともあり、
ケムと今の空気感(温度)がぴったり合うのも、いいですな。
あまり冒険出来ないこの手の曲やアルバムなので、凡庸な歌手がカバーすると、
けばけばしいものになってしまうことが多いのだが、
その点、メロディーとリズムと歌詞を慈しむかのように細部まで磨き上げる
ケムのスタイルは、聴き手の琴線を丁寧に撫でていくようで、
色々いい気持ちになるのだ。
来日したメンバーと重なるバンドの演奏もやはり良いですね。
ランディ・ボウランド、アル・ターナー、ロン・オーティス、一騎当千だ。
製作はレックス・ライダウト!だし、アレンジには達人ポール・ライザーも。
あと、ロナルド・アイズレーのアルバムでも感じたが、
ケムはデュエット相手の味を引き出すのが滅法うまい。
レディシもパティ・ラベルも再登場のロナルドもみんな実に生き生きしている。
スタジオ作では実力に応じたアルバムがあまりない様な気もするパティ・ラベルは
是非ともケムにプロデュースを依頼してもらいたいものだ。
さて、そんなこんなでクリスマスの夜は更けていくのですが、
寝ようと思ったら、サンタはカム・ストレイト・トゥ・我が家だったようで、
子供達の元にプレゼントが置いていましたよ。
明日の朝が楽しみだ。
何故か、最近マグロのぬいぐるみをこよなく愛する我が息子。
うっかり気がつかなかったが、サンタは確かこんな感じだったような。