これは23年ぶりの名作か?

そんな訳で、温故知新な新作2枚目。

Steve Arrington & Dam-Funk:Higher
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デイム・ファンクが引っ張り出してきたのは、
なんと元スレイヴのアーリントン!
スレイヴ好きなのは良く分かっているけど、でもインパクト大。
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これはなかなかの力作ですね。
アーリントンにとっても、久々の名作なのでは?
はっきり言って、個人的にはスレイヴ離脱以降では最高傑作だと断言したい。
スレイヴでの名作群にも負けるとも劣らない。

細かいクレジットは無いけれど、ジャケには、
All music produced, written and played by Dam-Funk
All vocals produced, written and sung by Steve Arrington

とあるので、完全分業制ですね。
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それにしても、アーリントン、久しく名前を見なかったけど、絶好調。
ヌメヌメした、体温の低い両生類的な歌とデイム・ファンクの提供した音との
組み合わせ、相性は抜群だ。
ここには、マーク・アダムズ(ああ、RIP)のドライブする剛腕ベースも
マーク・ヒックス(ああ、RIP)のゲッダウンするギラギラしたギターもなく、
その代わりにズブズブ潜行するシンセ・ベースがうねる訳ですが、
まさに全盛期のスレイヴのあの味わいに通じる何かがここにある。

特に水中のオーラの様なシンセ・ベースが凄く良い。
音色とフレージングがとても多彩というか、全曲違う色合いなのだが、
浮遊したり、泡立ったり、締めつけたり、包みこんだりと
あの手この手でアーリントンを盛り上げる。
もちろんドラム・プログラミング(ですよね)も素晴らしいのだが、
そのリズムに合わせたベース・ラインの作り込み具合はオリジナリティがある。
シンベの天才としては、スティーヴィやバーニーの名前が即座に頭に浮かぶが、
その系譜に名乗りを上げたと言ってもいいのではないでしょうかね。
はっきり言って、私の好みです。
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アーリントンも口パーカッションというか、スキャットというか、
パーカッシブなスキャットを連発しているのが、カッコいいのだが、
この人は元々凄腕のドラマー/パーカッショニストなので、
歌だけに留めずに、この人のドラミングにデイム・ファンクのシンセを
合わせると、どんな化学反応が起きたか、聴いてみたかった気もするが、
まあ、それは贅沢といったものでしょう。(でも、聴いたみたい)

どの曲のどれがいいというより、一枚を通して味わうべきアルバム。
久しぶりにスレイヴ引っ張りだして聴いてみましょうか?
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こちらは若き日のアーリントン。変わりすぎでしょう!うーむ。

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余談ですが、スレイヴのマーク・アダムズのベース、あれは曲者ですね。
聴いているとカッコいいので、ベースを一緒に引きたくなるのだが、
シンプルなんだけど独特のタイム感があって、その感覚がどうしても掴めない。
あんなに気持ち良いベースなのに、自分が弾くと気持ち良くならないという、
自己嫌悪に落ちてしまいそうになるのですね。
まあ、私が単にへたくそだからだ、と言ってしまえば、それまでなのだが。
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スレイヴのベストはやっぱりこれかな。
この前後はどれもいいのだけど。
スターリアナ・ヤングのキュートな歌もかわゆい!
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by zhimuqing | 2013-09-21 01:28 | Funkentelechy | Comments(2)
Commented by hide at 2013-09-21 18:44 x
…と言うわけでstone jamとステーヴ ワシントンのcivil attack (悶絶!)こないだ買ったslaveのライブDVDを引っ張り出してslave祭中です。…そうですか、steve arrington,ヨサゲですね!チェックしてみます。あと、CDのムチャ振りごめんなさいm(_ _)m密かに楽しみですが(笑)
Commented by zhimuqing at 2013-09-22 01:26
>> hide兄さん

こんばんわ!

シヴィル・アタック、いいっすよね!
スレイヴはなにげに凄腕が揃っていて、改めて凄いなと思うのですが、ワシントンの奥さんシーラは元ブライズ・オブ・ファンケンシュタイン(Pファンク)、
スレイブのスターリアナ嬢の旦那はKool & the GangのJT、
掘り出すと大変なことになりそうです。

CDの無茶ぶりを受けて、色々聴き直しているのですが、とても楽しいです。
兄さんの期待にこたえることは出来ないかもしれませんが、
結構再発見がいろいろありそうです!
しばしお待ちを!
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