ケリス愛溢れるなぁ

新宿で前から気になっていたR.ケリーの自伝の古本を発見。
原題 “SOULACOASTER The Diary of Me”
本屋で買おうかどうしようか、いつも迷っていたので、即購入決定。
ミュージシャンの伝記を書かせたら、ピカいちのデイヴィッド・リッツが共著だし。
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意外にも、染みますね、じわじわと。
ケリスの自伝なので、当然お臍よりも下の話も山盛りで、
少年時代の微笑ましいエピソードもたっぷりで、
流石にサービス精神旺盛だなと感心しつつ、444頁を一気読み。
まあ“Happy People/You Saved Me”や“Chocolate Factory”作った人だから、
そういう味わいがにじみ出て来るというのも、当たり前と言えば当たり前だが、
グッと来る箇所が散りばめられており、流石はR.ケリー。
もちろんデイヴィッド・リッツの手腕もあるのだろうけど。

ケリーが難読症という、学習障害を抱えている話は全く知らなかったが、
症状と折り合いが付けられずに苦しむロバート少年の姿、
悩むケリーを励ます母ジョアンの愛情あふれる姿、その母に対する深い愛情。
頭の中で音楽が溢れて出すことにも悩むケリーの音楽の才能を見抜き、
自己に自信が持てないケリーを叱咤激励するマクリン先生。
ケリーとこの二人の交流が、やっぱりこの本の肝の部分かな。

あと、自分が聴いてきた偉大なソウルマンに対する尊敬の念を
ストレートに表す姿勢も非常に好感が持てる。
周りの人々と70年代のソウルを楽しんでいる姿がうまく描写されている。
近作2作での過去のソウルに対するストレートな表現にも頷けるというものだ。
カメレオンのように音楽のスタイルはアルバム毎に変わる人だが、
音の意匠は別として、自分の内面には全くブレの無い人である事が良く分かる。
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もちろんマイケルと邂逅するシーンは目玉の一つ。
その時の興奮する姿がありありと描かれているが、
グラディス・ナイトと母ジョアンが出会うシーンの美しさも
同じように強く印象に残りますね。
ナイトの元夫バリー・ハンカーソンとマネージメント契約していない今でも
交流はあるのだろうか?
いつか、ケリーのソウルフルな音でグラディス・ナイトが歌う曲が
聴いてみたいのだけど。

聴いてみたいといえば、やはりジャネットとのコンビかな?
ケリーのリミックスの最高傑作は“Anytime, Anyplace”だと思うけど、
サラッとではあるが、そのことがきちんと書かれているのが嬉しい私。
同じくサラッとした声質の故アリーヤとのコンビネーションとか考えると、
ジャネットともがっぷり組んでみて欲しいけど、
なかなか無いんだろうね、この組み合わせ。
当面はわたしの脳内で楽しむしかなさそうだ。



エロ・ジャネット。演技はあまりうまくないけど。
楽曲としては、個人的にジャネットのベスト5に入るかもしれんな。
きちんと選んだことはないので、一度きっちり選んでみようかな。

ということで、自身の作ってきた音楽についても愛情たっぷりに
描かれていて、これまで私としてはあまり好きでなかったアルバムも
これはちょっと一回きちんと聴き込まないといかんと思った次第であります。
(すまん、意外に結構あったりするのだ。)
まずは発売早々に失敗作と決めつけた“Untitled”からかな、やっぱり。
ケリー自身が「まだ発掘されていない宝石だ」と言っているぐらいだし。

やはり一番好きなのは、今も変わらずHAPPY PEOPLE。
ありきたりすぎますかね?



そういえば、この曲は結婚式で使ったような気がする。
歌手、ソングライター、アレンジャー、プロデューサー、リミキサー、
各方面で素晴らしい実力を持つRさんだが、服のセンスは正直??だと思うのは
私だけ?でも、ある意味、ファンキー(過ぎる)とも言える。
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これなんかは、かなりいいのかもしれない。

映像の最高傑作は言うまでも無く、このシリーズ。
見始めると、止まらなくなる、困ったシリーズ。
これを見ると、ケリス愛がわたしの中から溢れだす。


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by zhimuqing | 2013-05-25 01:28 | Funkentelechy | Comments(0)
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