アミール少年のベスト50

ローリングストーン誌上でクエストラブが選んだ、
歴代最高のヒップホップ・ソング TOP50」。
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歴代最高と銘うっているが、クエストラブ自身が1996年にザ・ルーツとして
デビューしているので、その直前まで、つまり1979年から1995年まででの
区切りの中で選んだトップ50ということらしい。
アミール少年の好みが全開となっていて、微笑ましくもあるのだが、
流石に口うるさいリスナーというかヘッズ?っていうのかな、が
大勢いるジャンルなので、コメントみると、不平不満が爆発と言う感じ。

やはり一番多いようなのは、NASがいないことに対する不満かな?
あと、目立つのはトゥパックがないと言うクレームかな?
みんな熱い、というか暑苦しい。(褒め言葉です)
中には、ミッシーとかディラ等の意見もあるが、95年までのくくりとなると、
さすがにそれは無理がありますよね、気持ちはわかるけど。

それぞれにつけられているコメントも全て読んだわけでは無いけど、
PEというか、ボム・スクワッド好きなんだな、とか、
使ったサンプルの先取り感とかMCの隠れたスキルに触れている辺り、
その順位の付け方も含め、結構練りこんでいるな、と言う感じ。

でも、パブリック・エナミーを4曲選んでいるのは多過ぎだし、
シュガーヒル・ギャングが2位ってのもどうなの?と問いたくなるし、
ATCQやギャングスターは別の曲がいいとか、
MCライトとかレッドマンはどこに行った?とか、
バザークをよくぞ入れてくれた、エライ!とか、
誰でも何かと意見したくなる、結構愉快なランキングですね。
それにしても物議を醸しだしそうなこんなリスト、
クエストラブもよくやる気になったな。

ちなみにランキングは以下の通りです、はい。
コメントが面白いので、是非とも一読する事をお勧めします。
なお、私もやってみようと思ったが、知識が浅すぎるので、
3秒で断念しました。41歳ならではの見切りの速さです。

1. Public Enemy, "Rebel Without a Pause" (1987)
2. Sugarhill Gang, "Rapper's Delight" (1979)
3. N.W.A., "Fuck Tha Police" (1989)
4. De La Soul feat. A Tribe Called Quest, Jungle Brothers,
Queen Latifah and Monie Love, "Buddy" (1989)
5. Grandmaster Flash & the Furious Five, "The Message" (1982)
6. Run-DMC, "My Adidas"/"Peter Piper" (1986)
7. Beastie Boys, "Hold It Now, Hit It" (1986)
8. Public Enemy, "Fight the Power" (1989)
9. Doug E. Fresh and the Get Fresh Crew,
   "The Show"/"La Di Da Di" (1985)
10. Grandmaster Flash and the Furious Five,
  "The Adventures of Grandmaster Flash on the Wheels of Steel"
    (1981)

11. Eric B. and Rakim,
   "Eric B is President"/"Check Out My Melody" (1986)
12. Dr. Dre feat. Snoop Doggy Dogg, "Nuthin' But a 'G' Thang" (1993)
13. Run-DMC, "Rock Box" (1984)
14. Afrika Bambaataa and the Soul Sonic Force, "Planet Rock" (1982)
15. Rob Base and DJ E-Z Rock, "It Takes Two" (1988)
16. Schooly D, "P.S.K. What Does It Mean?" (1985)
17. Geto Boys, "Mind Playin' Tricks on Me" (1990)
18. LL Cool J, "I Need Love" (1987)
19. Wu-Tang Clan, "Protect Ya Neck" (1993)
20. Craig Mack, "Flava In Ya Ear (Remix)"
   / The Notorious B.I.G., "Juicy"/"Unbelievable" (1994)

21. Digital Underground, "The Humpty Dance" (1990)
22. Big Daddy Kane, "Raw" (1988)
23. Naughty By Nature, "O.P.P." (1991)
24. DJ Mark the 45 King, "The 900 Number" (1988)
25. Grandmaster Flash and the Furious Five, "White Lines" (1984)
26. Common, "I Used to Love H.E.R." (1994)
27. Bone Thugs-N-Harmony, "Thuggish Ruggish Bone" (1995)
28. Black Sheep, "The Choice Is Yours (Revisited)" (1991)
29. Cypress Hill, "How I Could Just Kill a Man" (1991)
30. Biz Markie, "Just a Friend" (1990)

31. Das EFX, "They Want EFX" (1992)
32. Eric B. and Rakim, "I Know You Got Soul" (1987)
33. Public Enemy, "Welcome to the Terrordome" (1990)
34. Mobb Deep, "Shook Ones Part II" (1995)
35. Audio Two, "Top Billin'" (1988)
36. The Pharcyde, "Passin' Me By" (1993)
37. UTFO, "Roxanne, Roxanne" (1984)
38. Tim Dog, "Fuck Compton" (1991)
39. Pete Rock and C.L. Smooth,
   "They Reminisce Over You (T.R.O.Y.)" (1992)
40. Ultramagnetic MCs, "Ego Trippin'" (1986)

41. EPMD, "You Gots to Chill" (1988)
42. Trouble Funk, "Pump Me Up" (1981)
43. A Tribe Called Quest and Leaders of the New School,
    "Scenario" (1991) / Marley Marl, "The Symphony" (1988)
44. Public Enemy, "Shut 'Em Down (Pete Rock Remix)" (1991)
45. DJ Jazzy Jeff and the Fresh Prince, "Summertime" (1991)
46. Gang Starr and Nice & Smooth, "DWYCK" (1992)
47. A Tribe Called Quest, "Bonita Applebum" (1990)
48. Boogie Down Productions, "The Bridge Is Over" (1987)
49. Ice Cube, "Amerikkka's Most Wanted" (1990)
50. Son of Bazerk feat. No Self Control and the Band,
   "Change the Style" (1990)





ということで、話はやや変わりますが、新年初めて入手したCDがこちらですね。
KMDの≪BL_CK B_ST_RD≫。
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KMDというか、MF DOOMは大好きなのだが、
残念ながら上記のトップ50に選ばれていないけど、
95年までのくくりで考えても、絶対はずせないと思うのは私だけ?

この≪BLACK BASTARD≫はKMDの2枚目。
サムボがリンチされ吊るされているイラスト、
Aの字が抜けている状態の言葉遊び「Hangman」を示すイラスト下のタイトル。
ジャケの内容にビビったエレクトラの上層部がお蔵入りを決定した上に、
グループをクビにしたことで、知られるアルバム。
90年代にお蔵入りした3大ヒップホップとしても有名ですね。
その直後にメンバーで実弟であるサブロックが交通事故に遭い、
中心人物でリードMCでプロデューサーでもあったゼブラブXは
傷心のまま行方不明になるのでした。
数年後、メタルのマスクをかぶってDOOMとして復活するのだが。
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そんな悲運のグループ、KMDだが、1stも名盤の誉れ高いのだが、
2枚目のこのアルバムははっきり言って、物凄いアルバムだ。
ずっと前に出たベスト盤で数曲聴いていただけなのだが、
これはもっと早く聴いておくべき1枚でしたね。

1stの可愛い感じも捨てがたいが、ずっとタフでグリグリ。
しかも随所で使われるジャズのネタと実にフィットしていて、
70年代のブラックスプロイテーションのように、
猥雑さとしなやかさが高密度に凝縮されているが、
シニカルな視線も随所に感じるのは、後のDOOMに通じるものもある。
はっきり言って、大名作でしょう。
Black Sheepの1stとかBlack Starに並ぶレベルの。
それにしても、ウッドベースの響きの使い方はQティップ様よりも上かも。

ということで、格安の中古で見つかってよかった1枚ですが、
定価で買っても後悔しないレベルでしたね。
もっと早く買っておくべきだった1枚だが、
今年一発目としてはなかなか好調な1枚!
あと、レコファンもエライ!
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時に、もう一人のメンバーだったオニクスはいずこに?
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by zhimuqing | 2013-01-03 00:28 | Funkentelechy | Comments(0)
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