是非とも!

巷で話題のアトランティック創立65周年。
日本では、アトランティックのソウルやR&Bの100枚シリーズが出てますね。
これまでと違って、ベイシックな王道よりも少しだけ脇道に逸れたものが多く、
意外に馬鹿にならない。
というか、オオ!ってなものもラインアップに入っていて、
11月の第2弾50枚が出るのを狙って、私も参入。

近所のレコファンで買ってきて!と母に頼んだ甲斐あって、
1枚1000円!が900円!!
20年ほど前、スタックスなんかのアトランティックのCDが
2000円で再発されてひどく感激してたのに、何という素晴らしい価格!

ちなみに、今回購入したのはこの4枚。
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レコファンの店員さんに、趣味が良い!と言われたと
母は喜んでいたが、まあそれも納得の4枚でしょう。

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ベティ・ライトのセカンドは今回のラインナップで1番売れているそう。
小沢健二が使ったあの曲が入っているからかな?
ベスト盤でしかもっていなかったので、購入。
マイアミ系はあまり手を延ばしていなかったので、
これを機会に色々聞いてみたくもあるが、資金が回りそうにない。
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ベティ・デイヴィスも凄いセンスだが、
ベティ・ライトもなかなか侮れないセンスの持ち主だ。

せめて、今回一緒に発売されたベティ・ライトの1stと3rd、
それにクラレンス・リードあたりは聞いておくのが仁義というものかな?
ギターの軽やかなカッティングが耳に残るが、
クレジットをよく見ると、全部が全部みんな大好きな
リトル・ビーヴァーが弾いているってわけでもないみたい。

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ブラックヒートの2ndは濃厚なファンクということで有名。
数年前に再発されていたが、値段が高かったので
後回しにしていたら、いつの間にか見当たらなくなってしまった一品。
これは買って良かったね。
リズム隊が凄くタイトでかっこいい。

DC出身、しかもパーカッション多用ということで、
ゴーゴーとの関連性云々って話もあるけど、
そんなに直接似ているという訳でもない。
とはいえ、同時期のチャック・ブラウンに比べると、
切れ味は随分と鋭いし、ウォーみたいな曲も本家よりずっと好み。
ボーカル(とベース)のネイモン・ジョーンズは噂通りのカッコよさ。
腕利きが揃っているからか、やや展開に凝りすぎているきらいもあるが。
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ファーストのジャケはかなりカッコいい!
ローランド・カークゆかりのプロデューサーであるジョエル・ドーン絡みというのも
個人的には何となくポイント高し!

キャピトルズとダレル・バンクスはデトロイト出身。
60年代半ば、録音もデトロイトとなると、これは避けては通れない。
ファンク・ブラザーズやモータウンの作家陣が結構絡んでいるのでね。
もちろんモータウンには内緒の「アルバイト」が多いのだが。

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キャピトルズはシングル「Cool Jerk」一発で歴史に残る訳だが、
この曲はゴールデン・ワールド・スタジオ=リックティックで
録音されたもので、バックはファンク・ブラザーズ、
ジェマーソンにヴァン・ダイクに多分ベンジャミン。
ほとんど、というか、完全にアーリー・モータウン。
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それ以外の曲のほとんどは当時のヒット曲だが、
当時のLPなんて、ソウルもロックもそんなものなので、気にならない。
リードを取るサミュエル・ジョージはなかなか良い歌手だし、
他のコーラスと楽器を担当するメンバーもなかなか良いだけに
Cool Jerk以降ヒットに恵まれず、解散してしまったのは
かえすがえすも残念でありますね。
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こういう写真を見ると、ファンクなセンスも抜群だったと思うのだ。

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ダレル・バンクスのこのLPのほうは、もっと興味深い。
レヴィロットとアトコでの録音を合わせたものだが、
レヴィロット録音の4曲の演奏はおそらくファンク・ブラザーズ。
当時はまだ新進ライターだったジョージ・クリントンの曲もある。

ニューヨークでの録音はおそらくファンクブラザーズではないと思うが、
ライターにはモータウン系の名前が見受けられる。
才媛シルヴィア・モイにスティービーの後見人ヘンリ・コスビー、
惜しくも先日亡くなったフランク・ウィルソン。

曲は総じて、モータウン直系のノーザンものが多いが、
ワイルドでディープなシャウトを持ち味とするバンクスの歌に合わせ、
演奏も通常よりも5割増しでラフに迫るのが良い!
歌を含め、LOTUSな仲間達が盛り上がりそうな曲が多い!

こういうのを聴くと、まだまだ謎に包まれているモータウン関係者の
課外活動というか、60年代デトロイトのマイナーな音が
どんどん聴きたくなってしまって困ってしまうのであります。
イギリスあたりの研究者による発掘作業に期待したいところだが、
あんまり一気に進められると、こちらが付いて行けないので、
ほどほどでお願いしたいところでもあります。
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モータウンとはあまり関係ないが、
このアルバムも早急に購入を検討しよう!

ということで、アトランティックの再発に盛り上がる訳ですが、
1枚、重要なブツが欠けているのが残念だ。
そう、22年前ぐらいに再発されてあっという間に消えた
サム・ディーズの≪The Show Must Go On≫。
プレミアが付いて、万単位になっているあの名作、
あれを何とかしてほしい、と思ったのは私だけではないはず。
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と思ったら、イギリスから出た65周年記念ボックス20枚組の中に
入っているということで、これは大ニュースなのだが、
問題はボックスに入っている他のアルバムは
ほとんど我が家に既に存在しているってことなんだよね。
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ボックス自体は格安で20枚入って、6500円。
1枚あたり325円は猛烈に安くて文句なしだし、
それぞれが大名盤であることは間違いないのだけど。
家にない3枚の為にボックスを買うとなると、
流石に手が出ないなぁ。
やはり日本のワーナーに期待するしかないのか?
お願いしますよぉ。
あとついでにアトランティック後期のアレサの再発も是非とも。
ついでにブラック・ヒートの2枚も是非!
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by zhimuqing | 2012-11-15 00:28 | Funkentelechy | Comments(0)
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