またまた凄いもんを観た

戸田さんの舞台、なにわバタフライN.V.を観に、渋谷のパルコ劇場まで。
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パルコ劇場、来る時はいつも準備が悪いので、
開演ギリギリ(どころか、間に合わなかった事も)になって
会場に到着することが多いのですが、今回は実家からの出発だったこともあり、
かなり時間の余裕があったので、下北沢経由渋谷行き。
下北沢と渋谷でレコファンとディスクユニオンのダブルでお願いします、という、
黄金のコースだったのですが、下北沢のレコファン、なんと閉店!
なんだかもう、がっくりですね。
やっぱり本当にCD売れてないんやね?

ということで、渋谷での漁盤もやや盛り上がらない中、
パルコに着いたのですが、時間が早すぎたので、
地下の本屋に入って、洋書コーナーを見に行くと、
なんと三谷幸喜が目の前に立って、本を見ているではないか!

一部でミーハーとして知られる私ですが、
下手に声をかけると、田舎もん(まあ、間違いではないが)と思われるそうだし、
それはそれで癪なので、隣とか向かいに立って、
本を読んでいるふりをするという、近距離観察作戦を実行しました。
一見本を読むふりをして委細詳細を観察するこの技、
その昔、天神の新天町の本屋にて、女性を尾行している探偵を
偶然発見した時に会得した技なのでありますね。
とはいえ、観察してからどうということも無かった訳ですけど。

ということで、肝心のK子姐さんの舞台、
なにわバタフライを観るのは、今回で3回目ですが、
話の筋は十分に分かっているのだが、何度見ても感動する。
これは物凄い!凄すぎる!という溜息しか出ないのが、
我ながら情けないところです。
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何度見ても溜息が出るのが、冒頭の準備から本編に入った瞬間の
空気の変わり様。
あの空気の密度が突然ギュッと濃縮される感じ、
あの瞬間を味わえるだけでも、観に来たかいがあるというものだ。
(演技を辞めた瞬間の、観客の糸が緩むさまも面白い。)

前回から2年経って、一部手直しが入ったらしいのですが、
今回の方がもう一つ凄いと思いますね。
前回の時点で最高峰だと思っていたのですけど、
良い意味で裏切られました。
後半部分、特に二番目の夫「ボクちゃん」との離別のシーンは、
間違いなく前回以上の迫力ですね。
一人の女優にひたすら圧倒される場内。
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あとね、凄いのが、劇が進むにつれ、ミヤコ蝶々の歳に合わせて
戸田さんの風貌や佇まいが変わっていくところ。
見た目だけでなく(それだけでも凄いが)、
内面の変化まで感じさせるのだ。
そこにいないはずの相手の姿を感じさせるだけでなく、
その相手の心情まで感じさせるのだから、本当に恐ろしいほどだ。
本物を観たけりゃ、パルコ劇場に行くべきでしょう。

それにしても、二時間強、たった一人で演じるだけでも凄いのに、
その後、今年発売されるCDのために、レコーディングをするというのだから、
本当に凄い体力でもありますね。
私なんか、人前でマイクなしで1時間喋っただけで、
喉がガラガラになりますからね。
超一流は体力も超一流なのだと感心すると、当たり前だと怒られそうなのですが。
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by zhimuqing | 2012-07-18 00:28 | Popper's Delight | Comments(0)
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