次回作も期待してます

2年前のエリック・ベネイのアルバムは日持ち?腹持ち?が良い、
CPが高いアルバムで、私は今でも車の中でかけていたりするのですが、
結構セールスも良かった模様。
その流れ、勢いのまま作られたであろう今作は?
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バンド(バックの域を超えているが)を含め、製作陣はほぼ変わらず。
ゲストは控えめ。(リル・ウェインはいますけど)
バンドとして、音を作っていく姿勢は個人的に好印象ですね。

前作の勢いそのままに展開していくアルバム前半は好調そのもの。
巧みなコーナーリングを見せるダンサーに始まり、
メイズのあの曲をどうしても思い出してしまう2曲目(これは良い!)、
定番の必殺技となりつつあるファルセットでのバラード、
サザンソウルというか、ハイ・サウンドを現代風に組み替えた5,6曲目。
キレの良いジャブが矢継ぎ早に繰り出されます。
あえて注文を付けるのだったら、リル・ウェインは5曲目ではなくて、
トロトロな3曲目で好き放題暴れさせた方が持ち味を出せた気がするかな。

ところが、7曲目以降の流れがもう一つなのだ。
ポップな方向に触れすぎているといますか、やや素直すぎて、
私には面白みが感じられない曲が多くなる。
特に、トロピカルでポップなレゲエもどき、あれはいらんぞ!
ナントカブリッジが閉鎖できないと叫んでいた刑事の曲みたい。
レゲエやりたいのだったら、そんな風にやらないで、
ヘプトーンズとかアルトンのようなロックステディにすればいいのに!
(というか、そういう曲をやるベネイを聴いてみたいのだ。)

ベネイの持ち味はポップな身のこなしと抜群のコーナーリングなので、
分かりやすい方向へ動いたとしても、それで悪いというわけではないのだけど、
もう少し曲を選んで欲しかったかな。
前半の出来はとてもいいだけに、私の趣味的には、やや勿体無いかな。

ということで、来日前に日本語でツイートしてくれるほどの親日家のベネイへ
日本の1ファンとして、次作へのお願いを取り纏めておきましょう。

① メイズ系のメロウなファンク路線はもっと深化させてください
② フィリー風のアップは絶対入れる
③ ハイ・サウンド、やるんだったら、もっとアル・グリーンになりきるように
④ ファルセットのバラードはもっと身を焦がすような激情を込める
⑤ レゲエやるんだったら、ヴィンテージなロックステディ路線を

次は濃厚なヤツを是非ともお願いしたい。
タノンマスタノンマスタノンマス。
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by zhimuqing | 2012-07-05 00:28 | Funkentelechy | Comments(0)
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