底知れない才能

少しずつ買い集めているモータウンのコンプリート・シングルス、
モータウンをきっちり理解するためには、これ以上の音源は無いですね。
収集欲をも満足させるこのシリーズ、買う度に盛り上がって聴いていたものの、
これまでの聴き方はやや中途半端な聴き方だったのではないか?
量に圧倒されて、全力で向き合っていなかったのではないか?と
反省というほどでもないですが、思い至ったのであります。
ここは一から聴きこんでいこうでないか!一曲一曲愛でていこう、
ブックレットも写真をぱらぱら眺めるだけでなく、
隅々までガシガシ読んでいこうでないか!と。
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ということで、一番初めに購入した最全盛期の66年からスタートしたのですが、
これが全く苦にならない。それどころか実に楽しくてたまらない。
こうなったら仕事も家族も顧みず、ひたすらCDを聴いて、
ブックレットを読む作業に集中したくなってしまうのですが、
そうも出来ないところが残念なところです。

で、改めてこうやって聴きこんでいくと、
歌手のみならず作曲家やプロデューサー陣の層の厚さに驚くのですが、
その中でも一際目立つのが、スモーキー・ロビンソン。
パフォーマー、作曲、プロデュース、そしてA&Rといった全ての面で
完璧な仕事ぶりを見せつけます。
様々な製作陣が次から次へと登場し、活躍する60年代中盤以降は
あまり目立たなくなってしまった気がしていたので、
活動をセーブしていたのかと思っていたのだが、
全くそんなことはなく、変わらぬ大活躍ぶり。
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今更言うのも恥ずかしくなるぐらいだが、本人が作る曲も歌詞も歌も演奏が
ことごとく良く、しかも他の歌手にあげた曲もおしなべて凄い、
更にその量がヒットしたものだけでも半端でない量だということで、
ポピュラー音楽史上、最高の偉人だといっても過言でない。
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このHip-O のシリーズを制覇した折には、スモーキーの作品べスト選を
是非やりたいものだと考えているのですが、この人の場合は
シングルになっていないアルバム曲、
正確にはアルバムを埋めるための曲の中にだって
名曲が埋もれているのは間違いない訳で、そういう意味では、
まだまだその才能の全貌が見えない才能の底なし沼ですね。
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なにせミラクルズのアルバムだって、再発は十分になされていないし、
メリー・ウェルズ他の歌手のアルバムにもスモーキーの曲が
山ほどありますしねぇ。
その上、70年代以降のソロアルバムもいちいち気が抜けないとなると、
これはもう大変な量になる訳で、手を付ける前から、
既に手に負えない感じです。
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それにしても、スモーキーの曲には「愛」があるのがいいですね。
愛が溢れる詞と歌もそうだけど、自身の生み出した曲に対する愛もたんまり。
なにせこういう時代なので、日本に来てくれないかな、スモーキー。
近年のステージでは、シースルーの服を着て歌っていたりするらしいが、
そういう姿を含め、スモーキーの愛に包まれてみたいのは
私だけではないはずなのですけどね。
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歌手として、本当の意味で正当な評価が得られていない気もする私。
元気なうちに来日を!
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by zhimuqing | 2012-06-10 06:28 | Funkentelechy | Comments(0)
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