ドラマーも選んでみた!

ドラマーの20選をやってみようと思いたったのだが、
私の好きな音楽は漆黒のアフロな音楽なんで、
それこそ星の数ほど素晴らしいドラムがいるわけで、
散々悩んだ末の20選なのだが、個人的な好みだけを優先。
でも、見落としてしまった凄いドラマー、多分他にもいるのでしょうね。

まずは、私のオールタイム・ベストのこのお三方。

☆ Ramon "Tiki" Fulwood
☆ Joseph "Zigaboo" Modeliste
☆ Paul Humphrey


角度は違うけど、ファンクを最も感じさせるこの3人。
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Pファンクの中ではティキがダントツ。
77年以降のPでもティキが叩いていたら、と何度妄想したことか?
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ジガブーはミーターズ初期の頃のトリッキーなバスドラに幻惑されるので、
2枚目ばかり聴いていたが、中期以降もよく聴くと、相当カッコイイ。
乾いたスネアの音も良い!
エリカ・バドゥ辺りに復活の手助けをお願いしたいのです。
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ファットなドラムでは、やはりタカスコで有名なハンフリー!
安定感抜群でありつつも、緊張感も同居しているというドラマーのあるべき姿。
ソウル・ジャズなんかでは、ハンフリー印がついていると
私は、基本『買い』だとしています。

黒いドラムとなると、もちろんJB関連は外せない。

☆ John Jabo Starks
☆ Clyde Stubblefield

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ジャボとクライド、この二人が同時に一つのバンドにいたということ自体が
今となっては信じがたいことですね。
世間一般ではクライドのほうが人気が高い感じもするが、
個人的にはジャボが叩いた曲の方が好きな曲が多い気がします。
あと、ジャボに関しては、ボビー・ブランドの諸作での名演がありますね。

で、この二人に触れたら、当然そこに続くのが、今も現役のあの人。

☆ Tony Oladipo Allen
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今の時代だと、最も重要というか、含蓄の深いプレイをしているのが
トニー・アレンではないですかね?(特に70年代)
バスドラ、ハイハット、スネア、それぞれが独自の意思を持ったように動き、
かつ有機的に絡み合う様は、トニー・アレンでした求め得ない。

JB関係の二人と同等、もしくはそれ以上の貢献があるかもしれないのが、
モータウンの二人ですね。この辺も異論がない人が多いでしょう。

☆ Benny Benjamin
☆ Richard "Pistol" Allen


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最近ラテンを集中的に聴いているのだが、その耳でモータウンを聴くと、
そのリズムの凄さに唖然とするばかり。
ジェマーソンのベースとの絡み、というよりスペースのとり方は
非常にラテンからの影響をうまく消化しているなぁと感心します。
甲乙つけがたいが、どちらかといえば、ベンジャミンの方が好みかな。
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ルックスではピストル・アレンの方が好み。

ソウル系では、やはり名人、達人がわんさかいるため、
なんとも難しいところですが、すぐに頭に浮かぶのはこの辺りの人々。

☆ Quinton Joseph
☆ Al Jackson Jr.
☆ Howard Grimes
☆ Fred Below


カーティスやタイロン・デイヴィスとの名演が光るクィントン・ジョセフ、
ドテステという感じの大きな岩を転がすような音がたまりません。
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ネットで必死に探しても、この写真1枚しか見つからない。(涙)
過小評価にもほどがある。

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サザンソウルの魅力はドラムに尽きると思っている私には、
アル・ジャクソン、グライムスは外せない。
両方とも音を聴いた瞬間にその人と分かるのが驚異的だ。
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グライムズさん近影。
これまたもうちょっとどうかした写真が欲しいところだ。

ブルーズ系も腕っこきが多いけど、ベストはフレッド・ビロウかな。
とはいえ、ブルーズ関係はまだ勉強不足な部分もありますね。
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ルックスもなかなか良い!

これまた人材の宝庫であるファンクに限ると、
悩みまくるが、こんな感じ。

☆ Jimmy "Diamond" Williams
☆ Larry Blackmon
☆ Ricky Wellman


演奏がうますぎるオハイオ・プレイヤーズの中でも
特に凄いのが、ダイアモンドでしょう。名演は数知れず。
ぱっと聴きには上手すぎて、隙がなさ過ぎるのが難点とも言えますね。
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ダイアモンドは左から2番目ね。

ラリー・ブラックモンとエアロン・ミルズの鉄壁のコンビネーションは
80年代初頭のファンク界では屈指のコンビかと。
ドラムを生で叩くブラックモンを一度は見てみたいものだ。
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ブラックモン様がドラムを叩いている写真は
案の定1枚も見つからず、今やクレジット上でしか確認できない。

チャック・ブラウンのソウル・サーチャーズのリッキー・ウェルマンは
その後参加したマイルスのバンドで名を上げたけど、
ソウル・サーチャーズでのBustin’ Looseこそ、代表作に挙げるべきだ。
ちなみに前任のKenneth Scogginsも甲乙つけがたい凄腕ですね。
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マイルスと握手。いい写真やね。

ソウル・ジャズ系については、

☆ Bernard "Pretty" Purdie
☆ Idris Muhammad aka Leo Morris


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「モータウンの半分は俺が叩いた」とか「ビートルズの3分の1も俺」と、
インタビューによって適当な事を好き放題のたまうパーディーは
それだけでも好きになってしまいそうだけど、
個人的には、やっぱりキングピンズでのアリサのバッキングが最高ですね。

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アイドリス・ムハマッド(個人的にはムハンマドと呼びたい)は
リオ・モリス時代の方が好きかな。
ルー・ドナルドソンでのバッキングが好きです、はい。
ニュー・オリンズ出身のドラマーは本当に凄い人だらけだ。

ジャズのドラミングの良し悪しを語るには勉強不足すぎるので、今回はパス。
フィリー・ジョー、エルヴィン・ジョーンズ、トニー・ウィリアムズは
確かに物凄いけど、それを適切にはかりとるだけの耳が無い。

レゲエも凄い人だらけだけど、私のチョイスはこんな感じ。
ミーハーすぎるかな?

☆ Sly Dumber
☆ Carlton Barrett


スライ・ダンバーはファンクとか叩かせても最高だし、
打ち込みの格好良さもまた格別。
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スライ&ロビー、バッドでウィッキッドなオーラが写真からも伝わってくる!

カールトン・バレットはウェイラーズでの名演ももちろんだが、
初期アップセッターズとしての演奏をこそ、大きな声でプッシュしたい。
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で、最後は現代漆黒音楽の守護神のこの人ですね。

☆ Amir "?uestlove" Thompson
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ドラムの腕前はもちろん、プロデューサーとしても100点満点。
そつがなさ過ぎるのが弱点だといえないこともないけど、
Dとの演奏のようにノリ自体を変更できることもいいですよね。
クリス・デイブも凄いけど、総合力ではまだまだ適わないですね。

ということで、意外に盛り上がったドラマー20選、
絶対抜けている人がいそうだけど、それはまた今度ということで。
ちなみに、惜しくも次点となったのは、次の通り。

サニー・フリーマン(BBキング)、エド・グリーン(モータウンのLA録音)、
ギャドソン、アール・パーマー、ジョー・デュークス(ジャック・マクダフ) 、
ロジャー・ホーキンス(マッスルショールズ)、ジュジュ・ハウス、クリス・デイヴ。

友人諸氏から凄い凄いと聞いているのは、ブライアン・ブレイドとボンゾ。
この辺はきちんと聴いていないので、これまた次回。
異論反論受け付けますよ。

あと、ブラックモンなんかもそうですけど、ソウル~ファンク系では
名シンガーが元々ドラマーだったというのが結構あるんですよね。
JB、マーヴィン・ゲイ、テディ・ペン、ジェフリー・オズボーン、
そしてアリ・オリ・ウッドソン!
この辺の系譜をいつかたどってみるのも面白そうだ!
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by zhimuqing | 2012-04-23 20:28 | Funkentelechy | Comments(2)
Commented by ぼん at 2012-04-28 16:03 x
この話題で知らん顔はできまい(笑)。
「ボンゾ」もそうなんだけど「キース・ムーン」も絶対外せないぜ!
あと、「チャーリー・ワッツ」と「リンゴ・スター」は過小評価されすぎだぜ!
日本人だと「池端潤二」がサイコーにカッコいいね。
あー、全員ロック畑(爆)!
Commented by zhimuqing at 2012-04-29 00:45
>> L.L.クール・ボンさま

チャーリー・ワッツがカッチョイイのは完全に同意しますよ!
リンゴはそういう耳で聞いたことが無いのですが、
歌伴という視点から見ると、確かに凄いのかも。
キース・ムーンは聴いたことが無いので、
チャンスがあれば聞いてみようかと。

日本人枠、あまり考えていませんでしたよ。
私の好みですと、岡地曙裕と沼沢尚、外山明ですかね。
あとは、芳垣安洋とか渋さ知らずの磯部潤とか。
うーん、まだまだいそうですね。
今度じっくり考えときます。
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