魔の手が忍び寄る

ロンマク氏からの年賀状に「ヒップでいこうぜ」と書かれてあり、
まさに我が意を得たり、という感じで、流石に良く分かっていますね。
ということで、永遠の課題であるヒップですが、
満を持して購入した「ヒップ -アメリカにおけるかっこよさの系譜学」、
名著として名高いジョン・リーランドの575ページに亘るこの大作を
年明けから読み始めたのですが、流石にさらっと読み進めるものでないので、
通勤時間に丁寧にゆっくり読んでいるところです。

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さて今年、個人的に聴き込んでいこうと考えているのは、
スパロウとエリントンと黄金世代ヒッポホップ、そしてコルティーホなんですが、
ある程度聴くべきものが明確になっているエリントンなんかと違い、
マイティ・スパロウやコルティーホはローカルなアーティストだけに
全容があまり見えないのが困ったところなんですが、
コルティーホに関しては、「へべれけ亭」というブログが物凄い情報量で
大変助かるところなのであります。
(とはいえ、濃厚すぎる情報に眩暈がしてしまうのだが)

スパロウはとりあえず4枚出ている編集盤からかな?と思っているのだけど、
コルティーホはやはりリベーラとのオリジナル・コンボ時代を聴きたいのだが、
あまり需要がないのか、CDは軒並み入手困難になっている模様。
一枚一枚は元々安かったようなので、更に焦りが増してしまうではないか?
こりゃいかん、と慌ててアマゾンで取り寄せたのがこのアルバム。
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Cortijo Y Su Combo Con Ismael Rivera <bueno, y Que...?>
えー、先に申し上げますと、ここに刻まれている音は最高ですね。
コッテリとしたコクと切れが両立しているリズム、
独特の哀感を湛えつつ、力強いリベーラの歌(最高!)も他では得られない味わい。
なんだが身体に悪そうな食べ物のような表現ですけど、
身体と脳細胞に最高に良いヒップな音楽であることは間違いないですね。

ただね、CDがひどいんだな、これが。
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一見ピンボケ風の画像処理したようなジャケ(涙)

ペラペラの紙一枚のカラーコピーのようなブックレット(のようなもの)、
CDの盤は、おやまあ、これはもしかしてCD-R?
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よく見ると、「CDR80」と刻印されてある?

横流し品、盗品的な趣があったマーク・リーボウのニセキューバ人の2ndに続く、
脱力モノのブツですね。
ただ、ニセキューバ人2ndに比べると、中身自体が段違いに良いので
まあ、そんなことは些細な問題かな?と思えるのが救いですかね。

そんなわけで、コルティーホ探求の旅に乗り出した私ですが、
前述のへべれけ亭さんのブログを見ていると、オリジナルのLPは
かなり音が違って、ブ厚い音が楽しめる模様。
うーむ、魔の手が忍び寄るというのは、こういうことを指すのかな?
でも、その前に我が家の貧弱なレコード再生環境を何とかしなければ!
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by zhimuqing | 2012-01-06 20:28 | Rumba DE Manbo! | Comments(0)
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