鬼教官の話に盛り上がる

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最新号のWax Poetics はEWF特集ということで、
そんなに期待していなかったのだが、流石に読ませる記事が多く、
EWFも一度きちんと聴かないといかんな、と反省。
なにせ一枚も持っていないというのは、やはりまずいなぁ、と。

好きな曲だったら、いくつかあるんだけどね。
September とか Mighty Mighty とか、Shining Star とか
Can’t Hide Love とか That's the Way of the Worldとか。
ディスコになった時代はまあ放置していてもよいだろうが、
やはりチャールズ・ステップニーと組んでいた時代は
きちんと押さえておくべきなんでしょう。
意外に良さそうな気がするのが、ワーナー時代の初期2枚かな?

ちなみに今号のWP誌で一番笑えたのは、ボビー・ウーマック。
物凄い尊敬に満ちたサム・クックの話に心をまず捕まれますが、
それ以外にもレイ・チャールズ、ピケット、スライへの
愛情タップリな話に非常に温かい気持ちになる。
とはいえ、一番面白く笑えるのは、やはりJB御大。
サム・クックがJBに頼んでバンドを鍛えてもらっていたという逸話。

おそらくサムは「彼らが怠けていたら、厳しく叱ってくれ」と言い、
ジェームスを教官として迎えたんだ。
ジェームス・ブラウンはアポロシアターでライブする度に、
舞台の袖に立ってメモを取っていた。
(中略)
私達がステージを降りるやいなや、今のは一体何だ?
こいつはキーが外れていたし、そいつの靴は磨かれていなかった、
といった具合に、彼に怒れれていたよ。
一度だけ、面倒になった私は彼を無視しようとした。
すると彼はドラマーからスティックを取り上げて、
それを私の頭に打ち据えたんだ。
私に制裁を加えると、かれは注意を払えと言った。
それから私は、いっそう真剣にステージに取り組むようになった。


指示を無視する若造にドラムのスティックで調教するJB、
いきなりドラムのスティックで頭をどつかれるとは
思っていなかっただろう、若きウーマック。
ある意味、微笑ましい感じも受ける逸話ですね。
怒ったJBがスティックを振り下ろすとなると、物凄い勢いで、
しかも32連打ぐらいやられそうなことが容易に想像できるわけで、
さぞかし痛かったことだろうと同情します。
それにしても、サム・クックがJBにお願いするという絵は凄い。
古き良き時代とでもいうのでしょうか?
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このインタビュー、一つだけ残念なのは短いこと。
能弁(らしい)なウーマックだから、多分この10倍は喋っているはず。
こんな話を読むと、ボビー・ウーマックが一人前になった後、
JBにどのように接していたか?という点が気になるのだけど、
その辺にも触れていたような気もしますね。
いずれにしても、ウーマックはソウルの生き証人なんで、
今のうちに自伝を作らせておいた方が絶対良いと思いますね。
ネルソン・ジョージあたり、なんとか動いてくれないのかな?
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by zhimuqing | 2011-09-06 06:28 | Funkentelechy | Comments(0)
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