人気ブログランキング | 話題のタグを見る

早くも次回作に期待してしまう!

iTunes入れていた我が家の古いパソコン、
引越しの影響か壊れてしまった模様。
立ち上がることは立ち上がるのだけど、
iPodの更新が上手く出来なくなってしまいましたよ。
日々の通勤時間に音楽を集中して聴いている私にとっては、
結構痛手であることが改めて判明。
20ギガぐらい入っているデータを
うまく外付けハードディスクに移すことが出来るのでしょうか?

という訳で、なかなかじっくり聞くことが出来ない新しいCDですが、
発売されていることに1月あまり気が付かなかった
ブッカー・T・ジョーンズの新作。
早くも次回作に期待してしまう!_e0147206_1514869.jpg
ブッカー・Tというだけでは、なかなか手が伸びにくいのですが、
共同プロデュースがクエストラブ、バックを務めるのがザ・ルーツときたら、
買いに走らずにはいられませんね。

で、結論を言うと、これはなかなか良いアルバムですね。
クエストラブの最近の良かった仕事と言えば、
3年前のアル・グリーン完全復活作ですが、
さすがにそのレベルまでは達してないにしても、
昨年のザ・ルーツ本体のアルバムやジョン・レジェンドとのコラボ作よりも
個人的にはずっと良い気がします。

特に本体ではもう一つグッとこなかったベースのオーウェン・ビドゥルは
物凄く気持ちの良いフレーズを弾いていて、驚きました。
ピノ・パラディーノと交代すれば良いのに、等と陰口叩いて
正直すまんかった。
(とはいえ、パラディーノが弾いていたら、もっと良かった気もするが)

ギターはルーツのカーク・ダグラスに加え、あっと驚きのデニス・コフィー。
なんだけど、ワウをかましたフレーズがほとんど聴けないので、
どれがダグラスで、どれがコフィーなのか、私には分かりません。
クエストラブは流石に文句なしのカッコよさ。
ウマすぎて、少しソツが無さ過ぎる気もするけど、
それを言ったら贅沢ってもんでしょう。

主役のブッカー・Tは良い意味でいつも変わらぬ味、
老舗の技って奴なんだけど、
この人も人間国宝みたいなものなので、これでいいのです。
後ろの人間がきちんと盛り立てていたら、それで良いのだ。

選曲も捻っていて、シーローとかローリン・ヒルのカバーも入っているが、
あまりにアーシーでいなたい音になっているので、
初めて聴いた時はそうだとは気が付きませんでしたね。
このローリン・ヒルのカバー、M6「Everything is everything」もカッコいいが、
個人的なベストトラックは今のところ、10曲目の「Harlem House」、
次点は前出M6とM9「The Vamp」、それにオープニングの「Waliking Papers」かな。

ボーカル入りのトラックは全部で4曲ありますが、
ベストはブッカー・T自身が歌ったM5ですね。
それに次ぐのがシャロン・ジョーンズのM8。
逆にルー・リードとか、もう一人の聞いたことが無い人は
私にはピンとこない。

全曲ブッカー・Tで通した方が良かったんじゃないかなぁ?
あるいは、もっとコテコテな人の方とか。
アル・グリーンとかシーローとかローリン・ヒルとは言わないので、
ビラルとかレディシとか呼べば良かったのに。
早くも次回作に期待してしまう!_e0147206_1543658.jpg


とはいえ、私の期待したレベルは軽く超えているこのアルバム、
スタックスを好む向きには聞いた方が良いですよ、とまあ
そんな感じでお勧めです。
クエストラブの仕事は本当にハズレが少ないねぇ。
次作も基本的に同じメンツでお願いしますよ!
早くも次回作に期待してしまう!_e0147206_1524419.jpg

by zhimuqing | 2011-06-06 23:28 | Blues 4 Terapin | Comments(3)
Commented by ごっぱち at 2011-06-07 08:10 x
何時でも何処でもブッカーTの音は変わらない
前作のサザンロックも良かった!
Commented by zhimuqing at 2011-06-07 23:02
>> ごっぱち兄さん

ブッカーT、私は結構スルーしてて
これはいかんなぁと思う次第であります。
そういう扱いのアーティストって意外に多そうで、
申し訳ない感じもする今日この頃です。
Commented by zhimuqing at 2011-06-07 23:55
とかなんとか、ローリン・ヒルに触れていたら、
ニュースで6人目の子供懐妊とのニュースが!
一瞬誤植かと思いましたよ。
ザイオン君しか知らなかったよ、私は。 
<< 噂真が懐かしくなる今日この頃 シャック・アタックは最強だったのだ >>