昔、本屋でたまたま目に付いた文庫本を買いました。
『真剣師小池重明 疾風三十一番勝負』 団鬼六・宮崎国男
伝説のアマチュア将棋士、小池重明の生涯を追った伝記なのだが、
あまりに破天荒な小池重明の生き様にも驚かされたのですが、
その本に刻み込まれた筆圧?も凄まじく、
筆者である団鬼六という人に興味を抱いたことを良く覚えています。
で、当時親しかったW君に「団鬼六って凄いぞ」と伝えると、
一瞬沈黙の後、困った顔をしていたのが非常に印象的でしたね。
よくよく聞いてみると、団鬼六は官能小説の大家、しかもSM系ということで、
ついにそちら方面に走ったかと思ったらしい。
それ以降、杉本彩とか小向美奈子なんかのネタで時折顔を見かけるぐらいで
特に団鬼六ワールドに踏み込むことは無かったのですが、
ツイッターなんかで以前まで投稿されていた鬼六氏のつぶやきは
意外に面白く、時々拝見しては、勉強?させていただいておりました。
ということで、私は氏の本来のフィールドを詳しく知らないけど、
それでも、あの一冊のインパクトの大きさに感謝したいです。
RIP!向こうで小池重明と思う存分対局してください。
以前と同じように全敗してしまうと思いますけど。