自粛する暇なんぞまったく無い

出張で静岡に来ているのですけど、外で遠慮なく呼吸できるというのは
意外に嬉しいものです。
ここまで来ると、さすがにマスクをして歩いている人もいない。
(静岡には花粉症の人も少ないのかしらん?)
ということで、なかなか平和な静岡なのですけど、
自粛の波はこちらまで押し寄せているようで、
ホテルでテレビを見ていると、マラソン大会等も自粛されるらしい。

戦時中を引き合いに出して、お花見自粛を打ち出したイシハラなんかは
既に頭の中がお花満開になっているらしいので、
自粛しようとしまいと本人は一向に構わないのだろうけど、
マラソン大会にお花見、別に自粛する必要は無いと思うのですけどね。
被災を受けていない地域が積極的にお金を使わないと
景気はどんどん悪化していく一方なんですけどね。
まあ、イシハラも都民が出来る限り被曝しないように
遠まわしに注意しているのだったら大したものですけど。
多少放射能物質摂取したほうが健康になります、とでも言った方が
原発の積極推進派としては相応しいとは思いますけどね。

さて、そんなわけで、自粛する気なんか更々無い私、
最近いくつか見た印象に残るライブを見ましたよ。
まずは3月27日次郎吉にて、けたぐり。
ケンドリックス君が絶賛する国内最高峰(多分)のグレートシャウター、
ソウル玉(王でなく、玉)でもある、矢野間健率いるソウルバンドですね。
早く見なくてはと思うこと4年ぐらい、ようやく見ることが出来ました。
矢野間信者になったケンドリックス君に同行。
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こちらは朝青龍によるけたぐり。

ケンドリックス君が以前みたエボニー・ソウル・レビューは
こてこてのサザンソウルで凄かったというインプットがあったので、
そういう気構え(どういう気構え?)で見に行ったところ、
意外や意外、メローでスウィートなソウル、しかもフィリー系ということで、
かなり意表をつかれてしまった私。

冒頭のトランプスの連発から一気に気持ちよく持っていかれたわけですけど、
スタイリスティックスのあの曲とか、バニー・シグラーのあの曲とか
グローヴァー・ワシントンの超有名曲とか、フィリー系の名曲の数々が
時に熱く、時に甘く、時に暑くって感じで繰り広げられる。
(コンティネンタル・フォーもあったかも)
やるせないファルセットで歌っても、熱い(暑苦しい?)シャウトしても、
まだ余力さえも感じさせる歌の懐深さは特筆ものですね、まったく。

実は、こういうフィリー・ソウルって、歌もさることながら
隙の無い鉄壁の華麗な演奏を再現することがものすごく難しいというか、
ものすごい難易度が高いわけです。
フュージョンのように難しいフレーズを連発することはないのだけど、
シンプルながら正確無比な演奏が求められるわけで、
そうなると音の伸ばし方や休符の取り方を厳密に表現しなくてはならず、
しかも正確に弾こうとすると、ソウルのノリが失われてしまうのですね。
私なんか何度トライして諦めたことか!!

そういう意味で、この「けたぐり」のリズム隊、特にベースとドラムは
さすがベテランというか、正確さとグイ乗りが共存していて素晴らしい。
スペースを感じさせるゆったりとした演奏なんだけど、
スピード感も抜群という、ああいう境地に私も早く到達したいものだ。

1部のハイライトはチャイライツの「Have you seen her」、
この曲も私一度演ってみたいとずっと思っているんですよね。
怒涛の2部は見どころ聴きどころ満点だったけど、
やはり「裏切り者のテーマ」~「It’s a shame」へと続くところかな。
あと、ミラクルズの「Love Machine」、あの曲、特に意識していなかったけど、
あんなにかっこよい曲だったとは驚きです!
とりあえず、ライブ見た後、家で3日間ぐらい練習しましたよ。

それにしても矢野間さん、どこかで見たことがある感じだなぁと
ずっと考えていたのだか、これは本人には伝えられないのですけど、
私の住んでいる船橋選出の国会議員で何も仕事をしないどころか
財務官僚の操り人形としても有名なN田Y彦に似ていますね。
似ているのに、私の中の価値観では完全に対照的な二人。
いっそのこと矢野間さんを財務大臣にしてしまえば、
この未曾有の危機にある日本も多少は良くなりそうなのにねぇ。
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こちらはソウル玉の本拠地、バレルハウス。
お酒が飲めない私には、ちょっと敷居が高い感じです。

で、もって4月1日は複数月1日恒例のピットインでの渋さ知らズ。
このタイミングでは、日本で一番相応しいバンドですね。
こちらは最近サンラーの探求に熱心に取り組んでいるプリマクさんと。

まあ、いつ見ても圧倒されるバンドではありますけど、
今回は特にリズム隊というか、3ドラム+パーカッションが強力でしたね。
激しく盛り上がった時はいうまでもないのだけど、
割と静か目の展開の時で、フリーキーなソロをぶちかますサックス陣の後ろで
地表深くでマグマが蠢く様にドラマー3人がジワジワ熱を帯びていく感じが
原発暴発目前(でないことを心から祈るけど)の今の東京の空気に
絶妙にシンクロしている感じ。

いつも感服するホーン陣はトランペットの北陽一郎が特に凄かった。
今回あまりみたことがない若手?が多く参加していたのですが、
流石にインパクトに欠けてしまうのは仕方ないですね、周りが凄すぎるから。
個人的には以前入谷のなってるハウスで遭遇して、
宇宙まで吹き飛ばされた鬼頭哲のテナーがもっと聴きたかったかな。
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私が渋さで一番好きな山口コーイチはこの日はピアノ中心。
サン・ラーばりのシンセはあまり聞けなかったけど、
変幻自在なピアノも物凄く、私の中で依然として日本人No.1鍵盤奏者です。
渡部真一の外していそうで、うまい具合に外れない絶妙なMCは、
当然エイプリルフールねた。
多分宇宙から降ってきたんだろうけど、場内は大爆笑。

しかしこれほど、自粛という言葉が程遠いバンドはいないわけで、
然るべきタイミングで然るべき場所で、然るべき音楽を体験しましたね。
放射能の状況が大いに気になる今日この頃ですけど、
まもなく来日予定の土星人サン・ラーの弟子のガス師匠曰く、
宇宙空間には凄い量の放射線が飛んでいるので、
全く問題ない、とのこと。
いよいよ迫るガス師匠との遭遇も楽しみになって来た今日この頃、
私も全開で行くことにします。
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by zhimuqing | 2011-04-04 08:28 | Funkentelechy | Comments(0)
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