スタックス/ヴォルト・レビューで新年を

killer B.さんが新年の儀式として、JBの71年のオリンピア劇場の
ライブDVDを鑑賞して、気持ちを新たにするのだと
ブログに書かれていたのだが、私もそれを真似しようと、
1967年ノルウェーでのスタックス・ヴォルト・レビューをチョイス。
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MG’Sやマーキーズがバックを務める、スタックスのヨーロッパツアー、
全盛期のオーティス・レディングとサム&デイヴ、
更にエディー・フロイドとアーサー・コンレイが出るというわけで
内容は最高に決まっているわけで、新年のスタートにふさわしい映像。

なんですけど、私の手許にあるブツが悪いのか、元の映像がせいか、
その理由は良く判らないのだけど、
映像が音とシンクロしていなくて、閉口しましたよ。
アップテンポの曲で16分音符分ちょうど遅れる感じ。
あやうくノルウェー人は恐ろしくリズム感が悪い(もしくは良い?)と
勘違いするところでしたよ。
なもんで、アル・ジャクソンのかっちょいいスティック捌きも
ダック・ダンの微妙に激しい動きも何か気持ち悪くて、しっくりこない。

とはいえ、そんなハンデも物ともしないのが全盛期のスタックス勢の凄さ。
大名盤「Hold on, I’m coming」を発表した翌年のサム&デイヴ、
サム・ムーアとデヴィッド・プラターの声のバランスの良さ、
激しいが、どこか素朴で、温かみを感じさせるアクションは
ダブル・ダイナマイトの名に恥じないものだ。
変なアクションにダック・ダンやクロッパーが笑みを浮かべるのも
大変ほほえましい。
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こうやって映像で観ると、デイヴの方がステージ映えするような気もするが、
歌手としてはサムより不器用なデイヴの方に思い入れがあるからかな。
ダンスと音が上手くフィットしないのが若干残念だけど、
同じタイミングでずれているので、それはそれでカッコ良いのが
面白かったりもします。

で、オーティス・レディングですが、これはやっぱり凄い。
丸みを帯びた殺気といいましょうか、ドシーンと時代を超えて迫ってくる
説得力には分っていますけど、驚かされますね。
アクションが激しくて、喰われてしまうので、
オーティスはサム&デイヴとの競演を嫌がったとか書かれていますが、
このステージを見る限り、そんな心配は全く無用だった事が分ります。
声一発だけで、場を支配できる素晴しい歌手ですね。
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曲は<Fa-Fa-Fa-Fa-Fa>と<My girl>、<Shake>, <Satisfaction>に
<Try a little tenderness>という「Live in Europe」と同じ選曲。
オーティスのライブの定番曲になるわけですけど、
映像で観るとやはり格別ですね。
貫禄ありすぎで、やっぱり当時25歳の若者には見えませんね。
それにしても、1,2枚目を出した頃のライブ、
音源はどこかに眠っていないのかな?
もし見つかれば、ソウルの歴史を変える音になるはずなんだけどね。

ということで、オーティスの歳をはるかに越えてしまった私ですが、
もっと気合を入れていこうと思う新年の幕開けなのであります。
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by zhimuqing | 2011-01-03 00:28 | Funkentelechy | Comments(0)
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