生楽器での再演を懇願したい

アウトキャスト関係が頭の中の8割以上を占めている今日この頃ですが、
映画のサントラ盤「Idelwild」にジャネール・モネエが参加しているので、
もしかしたら!と思って、DVDを引っ張り出して確認したのですが、
残念ながらモネエは登場していませんでしたね。
端役で参加してそうだと思ったんですけどね。

e0147206_055791.jpg
この映画「アイドルワイルド」、30年代禁酒時代のアメリカ南部が舞台。
ボイがクラブの№1歌手、アンドレが引っ込み思案なピアニストという役で
二人が出演しているクラブにギャングが絡んできて・・・というお話。



一応ミュージカル映画という設定なんだけど、
お金をかけまくったプロモーションヴィデオといった趣ですね。
だもんで、30年代にラップやってる人はいないとか、
30年代の南部アメリカがこんなに自由だったはずはないとか、
みんな金持ち過ぎるとか、話の筋立てがバラバラで繋がりが悪いとか、
そういうことは全部指摘してもあまり意味がないですね。

ということで、見所は何点かに絞られますね。

①クラブでの演奏シーン
②登場人物の衣装、特に男性陣のスーツ

e0147206_0553685.jpg
冒頭に出てくるビッグ・ボイの演奏シーンは流石にカッチョイイ。
途中のアンドレが時間の過ぎ去るのが怖いと歌う「Chronomentrophobia」は
特殊効果を贅沢に使ったなかなか面白い映像でもある。
あとはラストのタップシーンを交えた、アンドレのステージかな。
この辺の映像だけでも1000円ぐらいのDVD代金は元をとった感じもしますけど、
それは私のようなアウトキャストのファンだけかな?
アンドレの恋人役はなかなか別嬪さんだけど、歌も上手。
だと思ったら、デボラ・キリングスが実は歌ってるんですね。
ちなみに、メイシー・グレイは劇中で1曲歌ってくれるけど、
せっかく出演しているパティ・ラベルが歌ってないのが本当に勿体ない!
e0147206_0555515.jpg
ポーラ・パットンさん、いいです、はい。

で、②の衣装なのだが、これはもう素晴らしい。
なんといっても30年代の堅気でない人々のスーツ!
e0147206_0562745.jpg
もちろん少し派手めだが、色合いも形状も(多分触り心地も)最高です。
アメリカの黒人ならではの着こなし、色の使いこなしは特筆モノで、
ああいうスーツを着て、ああいうハットを被りたいと激しく憧れるのですが、
実際に自分で着ると、全く違うものになりそうで、なんとも残念なことです。
e0147206_0564060.jpg
子供が着ると、これまたキュート!

それにしても、ファンクの始祖はジャイブやジャンプだと
言い続けている私にとって、アウトキャストの二人は本当に
我が意を得たりという感じで、絶大なる信頼を置いているのですけど、
誰かこの二人にジャイブ音楽のことをインタビューしてたりはしないのかな?
「アンドレ3000が語るスリム&スラム」なんてインタビューがあったら、
私は感動してしまうんですけどね。

あと、一般的にはあまり評判の良くないアルバム「Idlewild」、
試み自体は最高だし、曲もかなり良いと思うんですけどね。
多分足りないのは、生々しいリズム楽器の音色かな。
音が固くて、筋肉質でない打ち込み音が多くて、
それはそれで新鮮だったりするのだけど、
この手の音楽だったら、もっと重心が低くて腰のある音が必要だと思いますね。
もっとしなやかな黒豹みたいな音が。

全曲、生楽器で再演してみるなんてのが、一番良いんですけど。
デボラ・キリングスとかジョイとかケヴィン・ケンドリックスとか
いつものメンツ中心で良いので、あとは誰にしようか?

今をときめくジャネール・モネエとアンドレの元カノのエリカ・バドゥは当然として、
あとはラファエル・サディークとマッドリブはもちろん外せない。
ダンジョン・ファミリーとあまり関係なさそうなところでは、
スタントン・ムーア、アンプ・フィドラー、チャーリー・ハンターに
フュンジンスキーが結構良さそう。
少しマイナーどころだと、マイロンとかケリンドゥ・パーカーかな。
ンデゲオチェロとD様はあえて挙げるまでも無いな。
脳内で妄想を膨らませると、キリがなくなりそうなので、今日はここまで。
e0147206_059521.jpg
でも、正直、アンドレ演じるパーシヴィルと父親の葛藤とか、
ルールター(ボイ)とギャングの駆け引きなんかは
もっと掘り下げることが出来てたらなぁと思ったりもして。
[PR]
by zhimuqing | 2010-11-25 00:28 | Funkentelechy | Comments(0)
<< デボラさんの技に聞き惚れる 抜群の身体能力に耳が釘付けなのだ >>