ユルユルとカンドンブレ、でもヒリヒリ

この秋の水曜日はサラームさんの日なんだけど、
昨日はちょっと浮気して、プリマクさんと一緒に三軒茶屋まで
板垣真理子「カンドンブレの夜」を聞きに。
マクンヴァを名乗る我らには、やっぱり無視出来ない催しですからね。

ユルユルとした進行のなか、新しいというか刺激的な発見があって、
カンドンブレはやはり奥が深くて興味深いというか面白いんだけど、
それにしても、カンドンブレの神様オリシャの名前や
儀式関係の単語はなかなか覚えられないので、
この調子だと話をいくら聞いても、いつまで経っても新鮮なままという、
早くも老人力の域に達したような、そういう感じな私です。

アフリカ大陸ではなかなか起こらない部族間の文化の融合が
奴隷として連れてこられた中南米で起きていた事、
ポルトガル語が公用語であるブラジルは陸の孤島なのだと言うカエターノ、
北米にはマリの黒人が多く連れて来られていたので、
ヨルバ直系の文化とは違う音楽が育ったこと。
ブラジルではヨルバだけではなくアンゴラ系の影響が強いこと。
いやぁ、実に面白い。
まあ、興味のない人には全くどうでもいい話ですかね。
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カトリシズムとプロテスタンティズムとで奴隷の扱いが違ったため、
それが現在のアメリカ大陸でのアフロ色の強さに差異が出ている話、
キューバにあるバタがブラジルにはないこと、
それはバタが特に「喋る」太鼓であるからでは?という板垣さんの仮説は
非常に面白い。
タムタムを持つことが許されていたハイチが
あの地域で一番早く独立できたこととも合致していますしね。
この辺の話は是非とももっと突っ込んでいってほしいものだ。

個人的に興味を引いたのは、オリシャは上から降りて来るのではなく、
近くにいるというか、地べたで寝ているので、
儀式ではまずオリシャを起こす所から始まるという話。
なにか音楽的にも大変参考になるような気がするのだ。

ということで、この辺の西アフリカから中南米に至る文化の流れ、
掘れば掘るほど深みに嵌まりそうで、
向かう先はなかなか楽しみに満ち溢れているようですね。
うーん、エレグアに感謝しなくては!
仕事は久しぶりに猛烈に忙しけど、
この勢いで来週も練習じゃ!
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キューバでエレグア、ブラジルでエシュ、ハイチではレグバと呼ぶらしい。
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by zhimuqing | 2010-11-19 00:28 | Funkentelechy | Comments(0)
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