挑戦的ではあるのだけどね

マイケルの映画「ムーンウォーカー」に若き日に出演していたことでも
マニア?に知られているビラルが久々にアルバム出すということで、
非常に楽しみにしていたんですけど、HMVから1週間ぐらい遅れて
ようやく我が家に到着。
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2001年の1stアルバムは随分後追いで聞いたのだけど、
物凄い実力があることは分かったんだけど、
ゲストや製作陣が豪華になりすぎて、イマイチ焦点が絞り切れなかった感じ。
続く06年のセカンドは何故かお蔵入りということで、
客演だけは非常に多いという、実力に見合う活躍が出来なかった男。
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セカンドのジャケはこういうのだったらしい。別バージョンもあるらしい。

でもって新作が出ると言う話だったんですけど、
TIMELESSシリーズのDVDで大変お世話になっているB+のレーベルから、
ジャケはマルコムXの例のポーズ、タイトルが「Airtight's Revenge」、
製作のメンツはエリカ・バドゥの「アメリカ パート2」に近いしで、
期待は増していく一方だったのです。
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歌手としての素晴らしさには微塵の狂いもなし。
滑らかにゆらめくクルーンは他ではなかなか得難い味わい。
以前のイメージ(客演を含めて)と比べると、ぐっとプリンスに近くなったかな。

ただバックの音作り、どうなんでしょう?
スティーブ・マーキーが中心、サーラーのサフィークとか88キーズも参加しているが、
ロックとかエレクトロニカ?とかヨーロッパな感じに近くて、
実際にこういう音は結構最近多いのだろうけど
なんというか、黒さ、というか、黒いルーツをほとんど感じさせないのだ。
非常に挑戦的なアルバムであるし、メジャーで絶対出ない音でもあるのですけどね。
(ちなみにヨーロッパな感じ?かどうかは、なんとなく、です。)

勿論そこはビラル、どんな音にも抜群のノリの良さを発揮するし、
事実上手い具合にハマってプリンス全盛期のアップデート版のような曲もある。
突如レゲエになってしまう10曲目の前半なんかはパレードに入ってそうだし、
1曲目なんかはプリンスを通り過ぎてPファンクに到達するのだけど。
でも、やっぱりバックの音と相乗効果でノリまくるビラルが聞きたかったかな?
もうちょっと聞きこんでいけば、良くなるのかな?
でも、かなり暑苦しい音なんで、もう少し涼しくならないと難しいっすね。

まあ、ネオソウルのレッテル貼られているのも本人は不本意だったろうし、
ここまで不遇の時代を過ごしてきただろうし、
自分の好きな音を発表できる環境にあることは大変良いと思うので、
ここは良し、としたいのですけど、甘すぎますかね。
でも、やっぱり類稀なファンカティアーとして、本格的なグルーヴアルバムを
出してほしいっすね。
やっぱり次作に期待かな?
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by zhimuqing | 2010-09-22 00:28 | Funkentelechy | Comments(0)
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