先日送られてきたSoundway RecordsのCD、
忙しくてまだ全然聴けていないのですが、
とりあえずコロンビアのレーベル、ディスコ・フエンテスの
ヴィンテージ録音を集めたオムニバス盤を開封しましたよ。
Colombia the Golden Years of Discos Fuentes というアルバムです。
この前、手に入れたPanama! 3でも感じたことだが、
作り手の愛情が伝わってくるところがポイント。
当然のように、ブックレットの内容も非常に優れている。
ライナーは比較的平易な英文で書かれているのだけど、
コレクターズ魂が滲み出る文章がまず、いいではないですか!
いきなりコロンビアでレコードを探す時のためのスペイン語講座に始まり、
コロンビアのポピュラー音楽を振り返りつつ、
このレーベルの歴史を紐解いていく。
ブックレットに収められた写真も実に味わい深い。
ジャケ写も拡大してみたら、こんな感じだし、
グループで格好つけているEl Sexteto Miramar も拡大してみたら
これまた味わい深い。
ブックレットによると、このディスコ・フレンテス、
オーナーのフエンテスとその子供達が重要なのは当たり前だが、
音楽面での最重要人物はFrukoこと、Julio Ernesto Estradaらしい。
ギター、ピアノ、ティンバレス、ベースを操るマルチプレイヤー。
このレーベルの70年代のほとんどの曲に絡んでいるそうだが、
個人的には、タイト極まりない、しかしどこかヘッポコネスもある
ベースプレイが癖になりそうな感じです。
しかし、このFrukoさん、なんといってもルックスが素晴らしいです。
ウィリー・コローン&エクトル・ラボーを意識したアルバムジャケが多いけど、
どうしようもないイナタサがたまりませんねぇ。
さらに拡大してみると!
こちらはライナーの中で、このアルバムを見つけることは不可能!と力説されている
超レア・アルバム「Tesura」なのだが、こちらもかなり良い湯加減だ。
ちなみに右側がFruko師匠です。
私もそろそろこの路線に挑戦しても良い頃合いな気がしてきていたりして。
と、ここまで、あまり音楽的なことに触れていないのは
なにせ忙しいので、ほとんど音楽を聞く時間がなくて、
仕方がないから電車でライナーを読んでいるからなのであります。
ようやく開放されるこの連休、いよいよサウンドウェイ音源が解禁ということで、
それでは皆さん、ごきげんよう。