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基本に戻らなきゃいかんばい。

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予想通り、27日付の朝日新聞は小沢叩きが満載している。
1面には星浩のこれ見よがしな悪口が延々と書かれ、
社説には「あいた口がふさがらない」、
政策面には「菅さん、『消費増税』掲げ直しては」、
社会面には「派閥争い、自民と同じ」、「政治とカネ未決着」。
予想通りとはいえ、ここまであからさまだと、
ちょっと笑えてしまいます。

これまでのところ、天下りもOK、予算編成も財務省に丸投げ、
特別会計にもノータッチ、政権担当能力も低くて自分達の言いなり、となると、
そりゃあ官僚はこの菅政権がいいでしょう。
マスコミも、口では「政治主導」とか「行政改革」とかカッコいいこと言いますけど、
本音では官僚と仲良く付き合っていかないと、
官僚のリークで埋めた、官報の丸写し状態の記事が書けなくなるんで、
どうしても菅直人を応援したくなる気持ちも分かる。
金持ちにひたすら有利に働く新自由主義路線だしね。
なので結構焦っているのでしょうね、あまりにも一方的すぎて、
煙幕を上手に張ることが出来ていない。
せめて仙石由人の暴力団や総会屋絡みのスキャンダル、
いきなり報道止めずに、きっちり報道しましょうよ。

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まず整理しておかないといけないのは、
本当に「国民不在の権力闘争」で「民意とかけ離れている」のかどうか?ということ。
もちろん小沢一郎と仙石・前原・野田他の権力争いの一面はあるだろうが、
本当の争点は昨年の衆院選のマニフェストの取り扱いだろう。
記事の中にもあるように、先の参院選挙中の小沢の発言が全てなのである。

約束は実行しなきゃ駄目だ。政権取ったらカネないから出来ません、
そんな馬鹿なことがあるか。


参院選での民主党の敗因は菅直人の消費税発言、
つまり、昨年のマニフェストを真っ向から否定したことにあることは言うまでもない。
参院選の敗因を突き詰めるのであれば、党3役もろとも退陣するべきだったし、
退陣しないのであれば、元のマニフェスト『国民の生活が第一』に戻せば良かったのだ。
そうしていれば、このような騒ぎになっていない。
だいたい「逆立ちして鼻血が出ないほど無駄をなくさないと増税しない」と
今年の1月!に大見えを切ったのは菅直人ではないのか?

「政治とカネ」問題に関しても、検察審査会は裁判所ではないし、
起訴されたところで「推定無罪」という原則があることを
マスコミは完全に無視している。
起訴されたところで、堂々と受けて戦い、きっちり自身の思うところを
主張すれば良いだけである。
マスコミもこれまで「政治とカネに関して説明を逃げている」と主張していたのだし、
本人が表舞台に出てきて、ちょうど良いではないか?
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政治は人気投票ではないはずだし、支持率が0%になろうとも
自分の信じる道を進めば良いのだ。
「国民の生活が第一」の路線を貫きとおして、
「政治とカネ」を上回る成果を上げればいいと私は思うのだ。

そもそもカネの問題でマスコミは小沢を叩くほど潔白なのか?
カネ問題を追及するのだったら、野中広務に暴露された「官房機密費」を貰っていた
自分達の身内である政治記者や政治評論家のことも追及してほしいものだ。
都合の悪いところには頬っ被りする体質はそろそろ見透かされてますよ。

僅か1年の間に首相が3人も交代するのが問題だ、という声もありますけど、
この経済状況が悪く、円高が一気に進んでいる中、
首相は、といえば、3日続けて1年生議員を集め懇談会を開いて
多数派工作をしている有様。
(このこともマスコミは何故か批判しないのだ。)
肝心の財務大臣は「口先介入」しかできないし。
恥や外聞なんかを考えている暇はないのだ。
政権担当能力の低い内閣にはさっさと退場してもらうしかないのだ。
キーワードは「国民の生活が第一」であるはずなのだ。
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by zhimuqing | 2010-08-27 23:59 | Change! | Comments(0)
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