星に帰るナマズ大王、                        さようなら、ありがとう。

ファンカティアーが次々と宇宙に帰っていく。
オハイオ州シンシナティ産の達人ナマズ様、
結局一度も御尊顔を拝ませていただくチャンスに恵まれませんでした。


それにしても私の持ってるブツと鮮明度が全く違う。
そろそろ正規発売頼みますよ。



フェルプス・キャットフィシュ・コリンズ、
JBが『ファンク』を完成させる道程の最終局面で
彗星のように登場したコリンズ兄弟の兄。
JBの元でファンクの完成に助太刀した後、
すぐにクリントンに合流し、実弟がブーツィラに変身するのを手伝った男。

経歴的には王道中の王道、黙ってひれ伏すしかないのだが、
JBにはジミー・ノーランという伝説のギタリストがいて、
Pファンクにはエディというファンクギターの巨星の他にも
ハンプトン、シャイダーと名うての名手がいたので、
どうしても過小評価されているきらいがありますね。
しかも、巨大な才能(とルックス)を持つ天才ブーチーが実弟となると、
どうしても陰に隠れてしまうのは仕方がないのかな。
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ブーツィラ右後ろに隠れるナマズ大王。

そんなわけで、もう一つ評価されていないように思う訳ですが、
やっぱり偉大なファンカティアーですよね、この人は。
コリンズ兄弟の録音集めたJBの編集盤「ファンクパワー」聞いてみれば、
その素晴らしい技がよく分かる。
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特に複雑で凝ったフレーズを弾くわけでないが、
これを再現しようとすると、果てしなく難しい。
コピーしようとして、挫折したり妥協したりしたギタリストは
それこそ星の数ほどいるはずだ。
一見(一聴)簡単に聞こえるので、出来ると思いこんでいる人もいるけど、
実際に出来ている人を私はほとんど見たことがないですね。

「Super Bad」、「Sex Machine」、「Soul Power」の
JB泣く子も踊る3大名曲がこの時期に含まれるのだが、
どの曲もカッコいいが、改めて今の耳で聞きなおすと、
個人的には「Since you been gone」が最も興味深いかも。
70年6月の録音ということなのだが、
ブーチーとキャットフィッシュとジャボとコンガのジョニー・ブリッグスの
絡み具合がアフロビートとの共通点を感じさせるのだ。
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こちらはファンク始祖を兄弟で挟んでますね。

この年1970年の暮れにJBはナイジェリアにツアーに行って、
JBに影響を受けた音楽をやっていたフェラ・クティの音楽に逆に影響を受け、
自身のファンクを更に深めたことと言われるが、
この音を聞くと、本当にお互いに密接に影響を与えていたのだなと、
感慨深いものがありますね。

この名編集盤には、アラン・リードが監修チームに入っているので、
かなり詳しいデータが書いてあるのもポイントが高いのだけど、
この曲はSuper Badと同じ日に録音されているので、
ギターはキャットフィッシュ一人ですね。
シングルノートと普通のカッティングの一人二役。
本当にカッコいいなぁ。
やっぱり一度本物を見てみたかったものだ。

近年、長い闘病生活を送っていたと聞いていましたが、
大変残念なことだけど、これでゆっくり出来るのかもしれません。
安らかにお眠りください。
貴方の音楽は多分ずっと生き続けますよ。
ラブ・パワー・ピース!
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ちなみにパリでのライブ、ブートビデオとCDとで音が違うので、
多分何バージョンか録音が残っているはず。
出し惜しみしないで、アレサのように全部出してほしいものだ。
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by zhimuqing | 2010-08-07 23:58 | Funkentelechy | Comments(4)
Commented by M.A. at 2010-08-09 17:18 x
また追悼ですね…ブラックの平均寿命がリアルに短いのですね。切ないです。ハァ。
それにしてもzhimuqingさんのとこは写真(のチョイス)といい文章といいレイアウトといい素晴らしすぎます。
このまま本にしてほしいと思いますよ。いやマジで。
Commented by zhimuqing at 2010-08-09 23:56
>> M.A.さま

お疲れ様です。

追悼記事?はもう本当に出来たら書きたくないのですけどね。
最近本当に多くて、なんだか色々考えさせられます。

それにしてもM.A.さん、褒めすぎです。
なんといっても、毎日延べ人数40人前後しか訪れていないし、
おそらく家族友人が何回も見ていることは間違いないので、
それ以外の方は5名ぐらいではなかろうか、という私の予想ですので、
その5名の期待を裏切らないように頑張ろうと思うところであります。

時にキャメオ、見に行かれる予定ですか?
Commented by M.A. at 2010-08-10 22:53 x
ええぇたったのごにん?
つまりアタシャ5人のうちの1人ですか。
ほぼ貸し切りってことですね!ウ〜ン贅沢(笑)。
キャメオはちょうど旅行と重なってて断念です。
悔しいのでどうせラリー・ブラックモンはヨボヨボさ!と自分に言い聞かせてます。
行かれたらレポよろ!

Commented by zhimuqing at 2010-08-12 01:31
>> M.A.さま

キャミオ、行きたいんですけど、
値段がいかんせん高すぎるんですよね。
うーん、迷ってるところでございます。
ではでは。
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