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抜群の潜伏時間で目覚める
ベトナムから帰って来たのだが、
もう暑くて何もやる気がしない。
家でごろごろしながら、音楽を聞くのが精一杯。

そんな感じでダメ人間風の生活をしているのだが、
色々家にある音楽を適当に漁っていると、
オルケスタ・ナシオナル・デ・バルベスはやっぱり凄いな、とか
ホレス・アンディはスモーキー・ロビンソンの影響大だな、とか
そういう生活なりの発見もある訳です。

で、先日から良く聞いているQuanticですが、
これは例えばUAのハルトライブやオーガスタス・パブロの諸名作と
続けて交互に聞くと非常に効果的なのですが、
一番しっくり来るのは、やっぱりSun Raなのですね。
特に10年以上前にキングレコードから出ていた編集盤、
Sun Ra Down to the Earth (邦題:太陽神降臨)、
素晴らしいまでの連続している感じ。

サターン・レーベルの曲を時代順に並べたこのアルバム、
購入当時から割と良く聞いていたし、
アルバム最後に収録されているパーフェクトマンの崩れっぷりを
仲間に紹介してみんなで大笑いしたりしていたのですが、
どうやら私の体質?が変わってきているようで、
ここに来て、この音が物凄く体に馴染むようになってきたのだ。

エヴィデンス・ミュージックのジェリー・ゴードンが選曲しているが、
この選曲の妙にもこの度初めて気が付いた私。
サン・ラー、ああ、こんなに美しかったのか?と初めて気付いている私。
この辺は同じようにロマンティックで軽やかでヒリヒリしている
Quantic の音楽を上手く経由したからなのでしょうね。

音楽には色々な種類があって、一聴して『良い!』と確信できるものもあれば、
初めて聞いた時にはなんだか良く分からない、ということもあるし、
時間をおいて聞くと、また全く違うように聞こえる音楽もあったりして、
そこも音楽の醍醐味だと思うのだけど、
こんな感じで耳が開いていくというか、肌からグイグイ吸収できる感じは
随分久しぶりですね。

ずっと聞いていたにもかかわらず、ある日突然全く違うように
聞こえるようになった音楽はこれまでもいっぱいありますね。
Pファンク(2年弱)、フェラ・クティ(7年ぐらい、実は今でも拡張中)、
ディアンジェロ(2nd、4年ぐらい)、ウェイラーズ(5年ぐらい)に比べても
サン・ラーの潜水時間は長かったな。

その昔、かなり奇天烈なインタビューCDを弟に聞かせて
あっちの世界に行ってしまったのではないか?と心配されたりもしたのだが、
それだけの甲斐があったということなのでしょう。
さあ、どれだけ覚醒できるのか、今後が非常に楽しみになってきたのだ!

ということで、今夜はサン・ラーが一度だけ不時着したことのある
新宿ピットインへ行こう。
渋さ知らズで暑気払い、暑気払い。
by zhimuqing | 2010-08-01 15:46 | On The Corner | Trackback | Comments(0)
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