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溜飲を下げたのと下げられなかったこと

スポーツ関係で私に応援されると、そのチームは大抵勝てません。
特にテレビで中継を見ながら応援すると、まずアウトですね。
オリンピックやNBAはいうまでもなく、大相撲のようなものだって
優勝がかかった大一番で、心底応援している人が勝ったためしがない。

ということで、ナイジェリアの呪術師に雇って貰えそうな気がしていたのだが、
今回のワールドカップでも、ナイジェリアはそうそうに消えちゃうし、
アルゼンチンも予想外の大差で負けちゃうしで、今回もダメかと思ってたら、
スペインが期待通りに優勝してくれたので、言葉の本来の意味とは違うけど、
もう溜飲を下げまくりです。
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玉際での自由自在な足裁き、ペナルティ・エリアの近くでチョコマカ繋ぐパス、
あっという間に中盤で相手ボールを奪うディフェンス、
ああいう美しいサッカーが買ってくれるのが嬉しい。
オバサンの外見のプジョルの男気にも燃えたし、
シャビ・アロンソとかピケはウルヴァリンのようで私の好みだし、
Mr.ビーンのような顔してシャビは凄いプレー連発するし。
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でもやっぱりぐっと来たのは、イニエスタがゴール決めた直後と
優勝が決まった時のカシージャスが泣いている姿ですかね。
あと、これは後付けだけど、イエロー貰うの覚悟で
亡き友にゴールを捧げるイニエスタの男気にも本当に痺れます。
あと、オランダのロッベンの男気溢れるアタックにも
心が熱く動かされました。

さて、もういっちょ溜飲を下げたかった参院選だが、
カンナオトがぼろ負けしたのは良かったのだが、
自民党が予想外に議席を伸ばしたので、正直あまり嬉しくない。

民主・自民両党合わせて95議席(改選前に比べ3議席増)なので、
おそらく朝日読売日経は「消費税増税OK」の民意が示されたと
アピールしてくるのだろう。
早速カンナオトは「消費税論議自体は否決されていない」と
この大敗ぶりにもかかわらず強弁しているが、
もうマスコミに頼るしかない立場としては、それ以外に方法が無いのだろう。
なんとも情けない「市民運動家」の末路ではあります。
これまでの『国民の生活が一番』路線に戻ればいいだけなのだが。

やはりアメリカやイギリスのような二大政党制というのは
今の日本にはなじまないと思う。
小選挙区制はもちろんのこと、今回の参院選のような
一人区、二人区の選挙区だと、二大政党の政策がほぼ同じ内容で
第3、第4の党を選ぼうとしても、当選する可能性が極めて低くなってしまう。
棄権や白票という手があっても、議員自体を選べなくなってしまう。
やはり、そういう意味では、今回の参院選の比例区のように
候補者の名前と政党のどちらかを選べる方式のほうが良いと思うですけどね。
(あるいは、呉越同舟である民主党の中身を一度整理するとか)

さっそく公明党とみんなの党に連携を呼びかけているようなのだが、
普天間基地で社民党が裏切られ、郵政問題で国民新党が裏切られつつあることを
両党はよーく思い出して欲しいものだ。
選挙の結果を受けた動きが思っているより表に出てきていないのだが、
おそらく水面下で色々駆け引きが始まっているのでしょう。
今回こそはうまくやられないように気をつけて欲しいものだ。
by zhimuqing | 2010-07-12 23:36 | Change! | Comments(0)
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