不器用でもいいじゃないか?

レンタカーに乗って雪が積もった岩手の山道を走っていると、
ノソノソ動いている物体を発見しましたので、
慌てて携帯で写真を撮りましたよ。
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写真はなんとか撮れたものの、肝心のお顔が木の枝で隠れてしまうという
痛恨のミスをおかしてしまった不器用な私なのであります。
ぱっと見には、イヌ科の動物のように見えますが、
残念ながらニホンオオカミなんてことはないのですが、
それでも凄いぞ、特別天然記念物のニホンカモシカ様ですね。
パンダの代わりに中国に嫁いだという日本固有種です、はい。

もうちょっといいアングルで撮ろうと思うも
無料サービスはここまで、って感じで、崖を登って行ったので
残念ながら他に写真はありません。
「カモシカのような」と称される脚を見てみたのですけど、
特に引き締まっているようには見えなかったな。
確かウシの仲間であるカモシカさん、お肉のお味の方はどうなんでしょ?
やっぱり獣臭くてあまり美味しくないのでしょうか?

さて、先日入手したピケットのCDですが、
こうやって聞くと、やはり2、3枚目、つまり67~69年あたりの
フェイムやアメリカンスタジオでの録音がすこぶる美味ですね。
ピケットの歌とバックの音、選曲を含めて、バランスが一番取れている。

ミュージシャンのクレジットを見ていると、前にも触れたように
キラ星のようなメンツが集っているのですが、
ラベル結成前のパティ・ラベルとか有名になる前のデュウェイン・オールマンとか、
その辺の名前も発見して、それと意識して聞くと、また楽しさも増すというものだ。

で、68年のメンフィスのセッションでリードギターを弾いているのが
言わずと知れたボビー・ウーマック。
もちろんソロとしても名が通っている人なのだけど、
師匠のサム・クックのコパでのライブ盤とかファンクの金字塔『暴動』とか
ソウル名盤に顔を出すところが面白い。
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デイヴィッド・ラフィンとウーマックでソウル界2大メガネマンと言う人もいるが、
ランDMCと合わせての3人を漆黒眼鏡3人衆と言う人もいるらしい。


ウーマックは歌は荒っぽいし、節回しもあまりパターンがなくて
はっきり言うと不器用な歌手なので、
中村とうようなんかにはよく言われないのだが、
説得力はあるし、ギターが達者なだけあって音作りもうまいし、
曲も良くて、必殺のコード進行があるし、
選ぶミュージシャンも的確だし、で
やっぱり私はこの人のことが大好きなのであります。
75年発表のアルバムでグレン・ゴーインズを起用するところなんて、
炯眼以外の何物でもない。

師匠のサム・クックが不慮の死を遂げた後に、
未亡人のリンダと結婚したこともあって、
なんとなく悪い印象を持たれている感もあるのだが、
ピケットとスライという、ソウル・ファンク界でも指折りの面倒臭そうな人とか
ジャニス・ジョップリンなんかとコラボレーションしているあたり、
実はかなりいい人なのではないか?とも
想像していたりするのだが、どうなんでしょうね。

ウーマック、1枚選ぶとなるとこれは大変難しい。
数年前だと、ポエットに限ると言っていたのだが、
中途半端に古い音色が2010年の耳には少し厳しい。
結局、その時の気分によるのだが、
ニューソウルやスライの雰囲気が強い『Communicaton』とか
『Understanding』あたりが妥当なのかな?
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by zhimuqing | 2010-03-20 01:33 | Funkentelechy | Comments(0)
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