アンパンマンになること。

事業仕訳について書こう書こうと思いつつ、
昼間は忙しいし、夜は子供を寝せようとして自分が寝てしまうし、で
結局気がついたら9日間の日程が終わってしまっていたね。

見ていると、色々な疑問点が湧いてくるこの一連の事業仕分け、
官僚の無駄遣いを本当にチェックするためと称していたが、
そもそも国民の生活を豊かにするための仕分け作業となっていたのか
大きく疑問が残るのである。
新自由主義を主張する河野太郎が視察して絶賛したことからも分かるように、
その正体はいわゆる「小さな政府」を目指すための動きだったのでは?

詳しくはここに書けないが、私の職場も国に事業を受託したことがあるのです。
その時の予算が3億円ぐらいだったのだが、◎◎省からうちに来るまでに
ナントカ機構とかウンタラ協会とかが色々あいだに入ってお金を抜いていくので、
実際に実施する民間の私達のところに来た金額はその2割。
つまり、残りの2億5000万ぐらいはなんにもしない天下りの組織に落ちているのだ。

官僚の無駄遣いってのは、こういう仕組みのことを指すと思うんだけどねぇ。
今回の事業仕分けは、そういう部分にメスを入れるのではなく、
その予算に採算性があるか、とか、そのようなところばかりに光を当てているので、
科学技術とか大学の予算とか過疎地域のバスの廃止とか、
結果として、文教予算とか社会福祉予算が削られている。
「国民の生活が一番」という視点から随分遠いところに来てしまっているなぁ。

大体、事業仕分けのワーキンググループのメンバーはなんなのだ?
石弘光、小泉政権下の政府税調会会長。
法人税税率引き下げや証券優遇税制を実施させ、財務省の覚えがめでたい御用学者。
ロバート・フェルドマン、モルガン・スタンレー証券のチーフ。
チーム竹中の中心人物。
最低賃金の引き上げは失業率は上げるだけだと、反対する大和総研の原田泰。
他にも猪瀬直樹の子分なんかがシレっと座っている。
この人選を見ただけで、事業仕分けの性格が分かるというもんだ。

マスコミは今回の仕分けを結構評価するといって騒いでいるけど、
なんか結局財務省の権限を拡大しただけのような感じがしてしまうのだ。
本当に必要なものかどうか、あんな短期間・短時間で評価できるはずがないと
思うのは私だけではないはずだ。
歴史の審判に立ち会う覚悟はあるのか?といった言葉は重いと思う。
我が家のムスメの将来の夢は「大きくなったらアンパンマンになる」というもの。
科学予算が削られたら、実現が不可能になるではないか。
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財政緊急時に教育費の予算だけは増額し続けた結果、豊かになった国もあるのだ。
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by zhimuqing | 2009-11-30 07:33 | Make Me Wanna Holler | Comments(0)
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