佐賀に出張に行って風邪をひきましてん。
週末に台風に上手く遭遇して、福岡に泊まらざるを得ない!というのを
ひそかに狙っていたのですが、予想に反して台風は北の彼方に行っちゃいました。
という訳で、このところ本当にハードワークが続いていて、
頭がパンクしてしまいそうなのですが、
そういうときこそ、心を鼓舞するものに触れないといけないわけです。
ということで、暇を見ては板垣真理子の快著(怪著)である
フェラ・クティ本、「武器なき祈り」を読みましたよ。
これはなかなかの怪著ですねぇ。
「オリシャになったフェラに憑依されて書いたに違いない」とか
「トランスに入ったまま本を買いたは良いが、そのまま憑かれている」とか
各方面から様々な反響があったのも頷ける出来栄えです。
全く知らなかった話が結構あって、非常に面白かったです。
まあ、未知なるファンクネスを探求するには必読本でしょう。
おかげで、フェラ・クティ聞きながら、ホテルで仕事するとはかどるし、
風邪も吹き飛ぶってなもんだ。(希望的観測を含む)
それにしても84年当時にナイジェリアでフェラ・クティを見ているというのも凄いが、
30人近くいるフェラの奥さん達にもインタビューできているのも凄い。
女性だと警戒されにくい、ということもあるのでしょうけど、
やはり本人の類稀な行動力の賜物ですね。
ということで、マクンヴァ・アーケストラのメンバーは絶対に購入すること。
何故かといいますと、板垣さんより「極力回し読みナシ !」とのメールを頂いているからです。
裏切ったらヨルバの神にやられます。
板垣さんとはミクシィでメールをやり取りさせてもらったのですが、
キューバのサンテリーアに関しても書いてください、等と
勝手なお願いをしてみたところ、本人も面白い、と思っているようだし、
この辺も期待できそうです。
あと、「キューバ、甘い路上」という写真集がお勧めらしいので、
これは来週の長期出張に行ってから買ってみようかと考えている私は、
もはやドップリと板垣ワールドに首まで漬かっているのでありました。