最高峰のファルセッターを偲ぶ。

世界最高峰のソウル・ボーカル・グループといえば、
デルズかテンプテーションズのどちらかに軍配があがるのでありますが、
そのデルズ不動のファルセッター/ハイテナーのジョニー・カーターが
8月21日にお亡くなりになられたらしい。
肺ガンだったそうだ。
まったく知らなかったよ。


これでまた巨人が一人旅立ってしまった。


ソウル・グループに名コンビ数あれど、
デルズのジョニー・カーターとマーヴィン・ジュニアに匹敵するコンビは
当たり前だが、なかなか見当たらない。
最高のファルセッターと最高のシャウターの組み合わせ。

テンプス黄金時代のラフィン&ケンドリックスも最高だが、
いかんせん活動期間が短すぎる。(実質5年間)
オージェイズのエディ&ウォルターもなかなかイカしているが、
残念ながらトリオ編成なので、分厚いコーラスに乗った
めくるめくコンビネーションは望みえない。

ブルーノーツやドラマティックス等、様々なグループがデルズの後を追ったが、
王者の地位は決して揺るがなかったのだ。
あの分厚いコーラスに乗って、カーターが空気を切り裂き、
マーヴィンが吠えまくる、あの素晴らしい世界がもう味わえないのは
大変さびしいものだ。

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60年代前半のドゥーワップな時代も、
60年代後半~70年代半ばまでのこれぞソウル・コーラスの時代も
70年代後半のファンキーな時代も
そして80年代、90年代以降もデルズはいつでも素晴らしかったのだ。
ドン・デイヴィスの音にも、チャールズ・ステップニーの音にも
そして全盛期のPファンクの作る音にも自在に乗れたグループは他にいない。

移り変わりの激しいショービジネスの世界で
不動のメンバーで続けてきたことが、まず素晴らしい。
ジョニー・カーターがデルズに参加したのは1960年。
なんと49年間も同じグループで歌い続けてきたのだ。

残念ながら私はその雄姿に触れることはできなかったのだが、
家には沢山のLPやCDがある。
今日はこれからLPを引っ張り出して
カーターの世界最高峰の歌に感謝の黙祷を捧げることにしよう。

手軽に聞くにはこのベスト盤 from Hip-O
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70年代のアルバムはどれも名盤揃い。
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ジョージ・クリントンとの共闘が1枚だけだったのが非常に残念だ。
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それにしても一度本物が見たかったなぁ。いちばん左がカーターさん。
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by zhimuqing | 2009-09-07 23:59 | Make Me Wanna Holler | Comments(0)
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