予想以上に鍛えられていた人

先日見たラファエル・サディークのライブ、
特別な状況の中で見たわけですが、
期待していた以上に良かった。
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94年頃のトニートニートニーの大名盤である
Sons Of Soul に惚れ込んでから、
ラファエルが絡んでいるアルバムは
追い続けて、かれこれ15年。
プロデューサーとしての地位は揺らぎないものがありますが、
パフォーマーとして、こんなに鍛えられていた人だとは
正直予想していなかった。
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数年前に大阪で見たラファエル抜きのトニーズのライブは
良くも悪くも予想の範疇を出ないものだったし、
ラファエルの兄のデュウェインの表情がずっと仏頂面だったこともあり
そんなに良い印象を持っていなかったこともあります。
(福岡のオフステージでは元気だったそうですが)

先日も書いたように感動のI want you back でスタートしたステージは
基本的に昨年出たアルバムからのナンバーが中心だが、
私の好きな1stソロやルーシーパールの曲も結構挟んでくれた。
トニーズの曲はなかったが、まったく問題ないです。

演奏陣の演奏は抜群で気持ちよいが、かっちりしすぎていない。
随所にモータウンを連想させるフレーズや音色をちりばめる鍵盤や
ゆったりとしつつ緊張感のあるベースとドラムも良かったが、
見た目年季の入ったギタリストのカッティングやオブリが
オークランド直送って感じで、旨みたっぷりで嬉しかった。

バックコーラスのエリカ・ジョリー、ビリー・ケンプ、どちらも初耳ですが、
二人揃って、声も節回しもダンスも最高。
あんなに歌って、踊れる人は日本にいない、とブラザG。

ラファエルの歌は非力なイメージが強い人が多いと思いますが、
実はなかなかしぶといことも新たに発見。
さすがにスーパープロデューサーとして名高いだけに、
随所で他の声とのバランスを考えたステージ配分。
でありながら、客も存分に楽しませることも忘れない。
ブルーノートであんなに客が盛り上がっているのは初めて見たかも。

時折ギターをギンギンに弾かせてファンカデリック状態になるのは
やはり出身地オークランドの血がなせる業か?
この辺は私の中で非常に評価が高くなる部分ですね。
あと、ベーシストとして私は高く評価していますが、
ギターのカッティングの切れ味も特筆すべきです。
これも予想していなかった。
アンコールで弾いてくれたベースは期待通りで大満足、
リズムの背後に回るようなフレージングは必殺技の名に相応しいものだ。

今回の最大の見せ場はWho's Loving You だったのだが、
これは何度でも言うが、見事なマイケルに対する追悼だった。

全力でベストを尽くし、最高のパフォーマンスを見せる。
書いたり、言ったりすることは簡単で当たり前なことだが、
実際に実践することはなかなか難しいものだ。
しかも終演後、笑顔でサイン会までやる。
(よくある展示即売サイン会ではなく、なんにでもサインしていたし)
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才能に溢れて、しかも全力投球で、しかも常に笑顔。
プロデューサーとして売れっ子なのも当たり前だ。
ずっと追いかけてきたラファエルだったが、
この日をきっかけに完全に虜になりました。
本当に信頼できるミュージシャンだと思う。
今後もずっとアンタについていきます。
近々発売されるライブDVDが本当に楽しみだ!
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あと、ブルーノート!音質が物凄く良かった!
何度も見ているが、ダントツの出来でした。拍手。
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by zhimuqing | 2009-07-01 07:25 | Funkentelechy | Comments(2)
Commented by shiny at 2009-07-02 13:52 x
ラファエルの歌うWho's Loving You聞きたかったです><この歌はジャクソン5の中で1番好きな曲なんで・・
Commented by zhimuqing at 2009-07-02 23:35
>> ツンバイさま

オリジナルはスモーキーですが、
一番スタンダードなのはジャクソン5バージョンみたいですね。
噂では、ついこの間東京に来たオリジナル・アンヴォーグも
マイケルに捧げると言って、この曲歌ってたらしいです。
(もともと1stで歌ってたしね。)
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