やりたいことだけやればいい!

森巣博の「無境界家族」、出張の帰りに読み終わりました。
「日本人論」を小気味良く論破しながら、
碩学なイギリス人の奥さんと天才の息子との日々を綴る本。
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家族との会話がなかなか興味深い。
引きこもりになった小学生の息子に対する言葉は、
「したいことだけをしなさい。やりたくないことはやらなくてもよろしい」!
イギリスからオーストラリアへ移住して来るときの奥さんの言葉は、
「個人に対する国家の重みとか管理とかでは、オーストラリアが一番軽そうね」

15歳で豪州の有名大学を主席で卒業し、19歳でケンブリッジ大学大学院入学、
20歳でカリフォルニア大学バークレー校の教員になってしまう息子さんの
天才ぶりには驚かされるばかりですが、
世界的に有名な奥さんのその時々の言動が一番面白いです。
(この辺は読んでのお楽しみとしよう。)
オーストラリアの教育関係者の柔軟な対応振りにも感動します。

でも「日本人論」をぶち上げる『碩学』に対する攻撃が一番面白い。
梅原猛、江藤淳、河合隼雄、川勝平太、佐伯啓思、西尾幹二、西部邁、渡部昇一
後書きで、みんな逃げてしまって反論してこなかった、と書いていますが、
逃げたままにしておくのは勿体無いな。
誰か対決の場を設けてくれる酔狂な人や会社はいないのかな?
「英語が喋れない英語教師」渡部昇一との英語での論争は
お金払っても見てみたいぞ!

さて、そんな感じで盛り上がっていたのですが、
iPODをシャッフルにして聞いてた時にかかった
アヴェレージ・ホワイト・バンドのドラムに驚きました。
結構カッコイイではないか!
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昔バンドでコピーさせられて、O塚さんに散々しごかれた
Cut the Cake と Pick up the Pieces が全く違って聞こえる。
真っ黒ではないけど、白くファンキーに躍動していて、
ファンクとは思わないけど、ポップでいいですね。
それにしても、こういう驚きがあるというのは
音楽も人間も同じで面白いっすね。
こういうことがあるので、色々聞いてみることは大事だと痛感します。

帰って調べてみると、ドラムはPick up がロビー・マッキントッシュ、
Cut the Cakeはスティーブ・ファローン、ということで、
アメリカのソウル系のドラマー以外は詳しくない私は初耳ですが、
スティーブ・ファローンはドラマー界のビッグネームらしいです。
ちょっと聞いただけだと、小技が効いている(効きすぎている)フェローンより、
マッキントッシュのほうが好みかな?
いずれにせよ、まだまだ勉強不足だと実感する今日この頃です。
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by zhimuqing | 2009-04-30 20:33 | Funkentelechy | Comments(0)
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