先日クーリエ・ジャポンをけなしたのですが、
それでも森巣博の連載があるので、
毎月楽しみでたまらないのですが、
このたび、ようやく連載をまとめた本が出ましたよ!
「越境者的ニッポン」(講談社現代新書)
なかなか面白い人生を送ってきた人で、
現在オーストラリア在住の作家にして博打打ちなんだが、
アウトサイダーなんでしょうけど、
その視点は真ん中を付く大直球ですね。
読んでいると、そうだ!その通り!と
はたと膝を打ちまくって、膝が赤くなります。
「愛国心」への疑問、あるべき学校教育の姿、
ドラッグの話、死刑問題、今回の経済危機の本質、
様々な問題に触れていますが、
それらに賛成するかどうかは人それぞれなのでしょうが、
物凄く説得力があるのは間違いないです。
山本モナ問題をこんな風に書いた人はいないです。(多分)
毎月連載を読むのも楽しかったのですが、
まとめて読むと、もっと面白い。
森巣博の実力のほどを存分に味わいましたよ。
これまでも姜尚中や森達也との対談集は読んでいたのですが、
いろいろ小説も書いているようだし、
これから森巣博の世界に踏み込んでみることにしようではないか!