慌ててゲットする!

日曜の午前中に帰国して、深夜便であまり眠れなかったので一寝入りして、昼過ぎに起きてご飯を食べて次にやることはと言えば、レコード屋へゴー!なのですね。何をそんなに大慌てしているかと言えば、言わずもがな、です。出張中に発売されていたOndatrópicaの新作をゲットしなくては落ち着いていられないてなもんです。

あまり人には言っていなかったのですが、クァンティックことウィル・ホランドの全盛期は2011~12年だったのかな?と正直思っていたのですね。≪Magnetica≫も≪1000 Watts≫も≪ウエスタン・トランシエント≫、どのアルバムもアヴェレージを軽く超えていたし、14年の嵐の中での壮絶にて楽しすぎるライブも最高だったし、その優れたミュージシャンシップと審美眼には1000ワットの信頼を置いていることに変わりはない訳ですが、コロンビアのレジェンドから少し距離を置いて(いるように見えたのだ)、個人作業をメインにしたこの1,2年の音からは11~12年頃の音に感じられた優雅なファンクネスやしぶとさが薄れているような気がしていたのですね。
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ジャケもそんなに好みではなかったし。

そんな中で昨年の秋冬に発売予定だったのに延期され、突然先週発売されたOndatrópicaの2作目、今後を占ううえでかなりドキドキものだったわけですが、さすがはウィル・ホランド、私の完全な杞憂だったようです。17年度ベスト10は確実、どころか、3月21日時点では文句なしの№1かと。

参加しているメンツは実は前作とは結構違っていて、半分以上の人が入れ替わっていますね。ウィルソン・ヴィヴェロス、ニディア・ゴンゴーラ、フレディ・コロラドのいつも3人に、ミチ・サルミエントやペドロ・オヘーダ等は変わらないものの、アルフレッド・リナレスやフルコ、フェルナンド・シルヴァの名前は見当たりませんね。ということで、ブエナヴィスタのコロンビア版と言われた前作とは少し毛色が違うと言ったほうがいいかもしれませんね。
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B+によるインナーの写真は相変わらず超絶いい感じ!

とにもかくにもオープニングからの4連発(=A面)がかっこよすぎます。もう、クァンティックに私が求めてやまない音。優雅でいてタフ、柔らかいのに筋肉質。コロンビアのレジェンドと活きの良い若手を集めてコロンビアの粋を突き詰めた前作に比べると、バリエーションはより広め。より汎アフリカ的というかアフロビートやレゲエのこれまた粋の部分をこっそりとコロンビアの音の中に融かしこんでいるのは、キュレーターとして圧倒的に優れているウィル・ホランドならでは、の技ですね。

それにしても冒頭4曲の流れ、ごった煮具合は完璧。ラテン、ファンク、アフロビートなドラム、フォルクローレ云々。アフロビートな“Hummingbird”の直後に始まる“De Mar A Mar”でのニディア・ゴンゴーラの歌の素晴らしいこと。(作曲もニディア!)そうそう、前作と違いドラムセットを使っている曲が多いのだけど、私が敬愛するウィルスン・ヴィヴェロス師のドラムがまずは最高です。完全にクァンティックになくてはならないミュージシャンですよね (音的にもキャラ的にも) 。
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アルバムのレコーディングはコロンビアのプロビデンシア島とボゴタで行われたとのこと。クレジットを眺めていると、どうやらボゴタでDIY的な録音を済ませたのち、ベテラン勢を中心に島でのセッションに出かけた模様。それは今の都市部の音楽と古き良き伝統が残る汎アフリカな音楽両方を視野に収めた作戦なのだと思いますが、正直言うと圧倒的に良いのはプロビデンシア・セッションのほう。ま、私が求めている音の志向からいうと、当然そうなりますよね。

ドラムはヴィヴェロスとペドロ・オヘーダが半々ぐらい?ハードは手数が多めの曲はオヘーダの出番ですが、さすがにかっこいいっす。ベースは共同制作者のマリオ・ガレアーノがほぼすべて担当していますが、前作よりももっとイケイケ度合いが強く、好みが分かれるかもしれませんね。私としては、フェルナンド・シルヴァのベースも聴きたかったかも。クァンティックの声ともいえるニディア・ゴンゴーラのリードは1曲のみで、少なすぎる!と一瞬思ったのですが、冷静に考えるとクァンティックと作ったソロアルバムが再来月発売なので、出番が少ないのは仕方ありませんな。随所に入るスライドギターもかっちょいいです。

初めに聴いた時は、中盤以降出てくるハードなクラブノリの曲がもう一つ流れを削いでいる感じを受けていたのですが、何回も聴き続けている間に少し慣れてきたかな。でも良し悪しは別としても、“Estar Contigo”や“Come Back Again”、 “Trustin´”、“Bogota”の4曲は他のアルバムにまとめたほうが良かったような。がしかし、そこで聴けるウィル・ホランドのまろやかなリズムギターは最高だったりするのでタチ?が悪い。
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ということで、現時点では今年度の最高傑作のアルバム。年間通してもトップ3は堅いでしょう。ウィル・ホランド、まだまだいけますね!余力残しています。まだ入手していない人は一日でも早く買ったほうが良い。ですが、クァンティックの良さはライブにあることを知ってしまった私としては、まだまだ足りません。5月にニディアのアルバムが出てもおそらくまだ足りません。毎度毎度で申し訳ないですが、オンダトロピカでの来日、これを何とかして実現してほしいのですよね。
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# by zhimuqing | 2017-03-22 08:28 | Rumba DE Manbo! | Comments(0)

もっともっと精進しなきゃ

先日のモヤーン氏上京の折のセッションの録音が到着。
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モヤーンとサンディーの初対面でもあったわけですが、聴き直してみると私以外の皆さん、凄い演奏ぶりで驚くばかり。プリーチャー、サンディー、モヤーンの3人は本当に凄いっす。スタジオでいきなり出来た曲なので、もちろん粗削りどころか大いにガシャガシャしておりますが、大コーフンで楽しんでいる空気は伝わるのではないかと。ライブがやりたくなりますね。
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# by zhimuqing | 2017-03-22 00:28 | Funkentelechy | Comments(0)

共謀罪の対象となる277の罪

東京新聞に掲載。
21日の閣議で決定が予定されている「テロ等準罪」。
成立したら、今後「違法」になる内容のリスト。
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なんでもありやんけ。
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# by zhimuqing | 2017-03-21 21:58 | Make Me Wanna Holler | Comments(0)

この道をまっすぐに(笑)

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# by zhimuqing | 2017-03-21 10:08 | Make Me Wanna Holler | Comments(0)

惜しい、とても惜しい

マニア界隈で話題になっているアリ・テナントの新作は98年の“Crucial”以来なんで19年ぶり2枚目のアルバム。2枚目が発売されたと聞いて居てもたってもいられなくなり方々を駆け回るも、インディーものの悲しいところでなかなか入手できず、更に思いは募るという具合だったわけですが、ボン兄貴のおかげで先日無事入手。いつもお世話になっております。
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何といってもタイトル名“Crucial”がプリンスの未発表アルバムを思い起こさせるし、アル・グリーンの再来的な触れ込みで発売されていたので、私も興奮しながら買いに行ったものですが、あまり聴きこめないまま今日に至るのであります。あまりのめり込めなかった原因は自分の中では割とはっきりとしていて、音というかミックスが好みでなかったことに尽きるかな。歌のうまさは文句なしだし、ファミリースタンドによる曲も割と好みだったんだけど、特にヴォーカルの扱いがどうしても好きになれなかったのですね。
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ジャケットは1枚目の方がずっと好き。

ということでアリ2枚目のアルバムですが、昔に比べると声は滑らかに成熟した模様。アル・グリーンというよりもルーサー、ただしちょっと肌理が粗めという感じで、やはりいいシンガーだな、と。一曲ずつ丁寧に聴いてみると、曲も良い。曲が短めなのも悪くない。

でもね、やっぱりミックスが私にしっくりと来ない。低音から高音、ヴォーカルからドラムまで全音域のレベルが押しなべて高すぎるのか、歌や楽器それぞれの音のバランスにメリハリがない。リードもバックコーラスも同じレベルで録音されているような感じで、聴き手が呼吸する隙間がないように思えてしまうのですね。単品でポンと聴くととてもいいだけになんとも勿体ない。

思えば、UKソウル系では割と多いミックスのような気がしますね。その昔お蔵入りになったラファエル・サディーク制作のオーティス&シュグのアルバムが英エクスパンションから再発された時も、その前に入手していたUSシングル盤との音の違いに驚いたことを思い出しました。ささくれだったところがないというか平面的でつるつるした感触。Jポップのようでもあり、私の好みではないんですよね。
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これは自信をもって言えるのだけど、生でのアリ・テナントは間違いなく最高のはず。今回のアルバムはおそらく日本ではそこそこ売れているはずだし、何かのきっかけで来日してくれれば、この録音で感じる不満は全部解消されて歓喜の涙を流させてくれる予感がする、というかその予感しかないのだけど、日本に来てくれないかな?
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# by zhimuqing | 2017-03-18 00:28 | Funkentelechy | Comments(0)

ベトナムは奥が深い

久しぶりに来たベトナム。ホーチミンにいるのに、お昼ご飯でなぜか餃子の王将に連れて来られたのですが、お店のメニューはなかなか興味深い。

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謎のオムライス的な何か。


その正体はハンバーグふわとろ天津飯。ペンパイナッポーアッポペン的な一品です。なぜ天津飯の上にハンバーグを乗せたのか?なんて考えてはいけない。感じるのだ!
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価格は何と79000ドン!

極めつけはこれ。
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謎の餃子アレンジ品。




その正体は、
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たこ焼きソース水餃子、49,000ドンなり。

味?そうですか、味について聞きたいのですね?ドラミングを表現する時に音の分離が良い!と褒めることがありますが、この逸品も同じような感じ。久しぶりにねじれの位置という言葉を思い出しました。謎のたこ焼きソースと餃子、特に具、とが一切混じりあうことがなく、絡み合うこともなく、共鳴しあうこともなく。オバマやアンゲラ・メルケルと安倍壺三のような関係と言えば、餃子に失礼に当たるかな。やはりベトナムもなかなか奥が深いです。
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# by zhimuqing | 2017-03-14 17:53 | Hot Barbeque | Comments(0)

今年は多すぎる

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P-ナット・ジョンスンはオフステージでも本当にフレンドリーな人で、というか、会場の周りをウロウロしていて、気軽に話に応じてくれる心優しいファンカティアー。1ファンの私にとってはとても印象深い人。
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ステージ上では決して派手なふるまいをする人ではなかったけど、絶妙なバック・コーラスでPファンクの歌の厚みを支えてくれていた人でもあります。全体的に過小評価されすぎていたきらいもありますが、ブーツィーズ・ラバー・バンドでのマッドボーンとのコンビネーションはもっと評価されてもいいはず。
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Rest in eternal peace Robert "P Nut" Johnson.
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# by zhimuqing | 2017-03-13 09:31 | Make Me Wanna Holler | Comments(0)

年頃の女子は忙しい

中々忙しいムスメ、吹奏楽の定演が先週終わったかと思えば、今度はピアノの発表会。
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個人の先生についているので、あまりガチガチな感じでないのはいい感じ。ソロの曲を弾いた後は、先生と二人でスターウォーズ。アナウンスで「パパと観に行って面白かったので、弾くことにしました」と。いつも一人での練習しか聴いていなかったので、先生の演奏の迫力に軽くビビる私。流石です。

発表会の会場で農協系のお祭りをやっていたので、終了後遊びに。
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顔よりはるかにデカい綿飴を食べてご満悦の様子。
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# by zhimuqing | 2017-03-12 18:28 | Dawn 'n' Shine | Comments(0)