さあ、本日ですよ!

ということで、強力な新メンバー、ミスターP・ザ・シェフ(仮名)が加わり、
演奏する度に過去最高の気持ち良さを更新している最近のVoodoo Lotus、
最新の来球ツアー(地球ってことね)で遂に船橋に降臨です。
メンバーそれぞれが宇宙での任務を抱えておりますから、
なかなか全員揃ってのライブが難しい訳ですが、
今回は無事に6名全員の身柄を確保できているという噂がありますよ。
残る問題は低気圧の前線とメンバー各人の睡眠欲のみ。
完全なる新曲はありませんが、大幅に改造を施した曲もありますよ。
改造度合いは、仮面ライダーやハカイダーの比ではありません。
ゴジラに対するメカゴジラ程の変貌ぶりです。
(メカゴジラはゴジラの改造ではないですけどね)
ええ、時間ははっきり言って、早いです。驚きの朝10時45分にスタート!
節子、お前さん休みの日はその時間はいつも寝とるやんけ?という時間帯、
果たして6名はヴードゥー・スーツを着て白昼の船橋に現れるのか?
はたまた全員、本当に揃っているのか?等といった疑念を残しつつ、
また一部の噂では演奏時間を過ぎると電源を切られて強制終了との話ですが、
あのジョージ・クリントンだってフジロックで電源切られているのですもの、
私達Voodoo Lotusはゲットダウン!してもいいじゃないか?と
小さな声でこっそり主張してみたい気持ちもあるのですが、
なにぶんシャイで内向的なメンツが揃っておりますので、
運営の皆様にご迷惑をおかけしないよう、サクッと濃厚な演奏を心掛ける次第です。
まあ、お暇な方もそうでない方も是非とも日曜日の朝は船橋まで。


第1回ふなばしミュージックストリート
2014年10月26日(日) 会場④ 西武カーニバル広場 (西武 船橋店 ロフト側) 
start 10:45 end 11:10
全会場入場無料


VOODOO LOTUS:

Kendrix - Lead Vox, Flute, Trombone
Mr. P the Chef – Hypeman, Dancer, Percussions, BG Vox
Preacher - Guitar
Masheeno - Keyboards, Trombone
Ladies Love Cool Bon - Drums
Magonosheen - Bass, BG Vox

お待ちしております!
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# by zhimuqing | 2014-10-26 00:28 | Funkentelechy | Trackback | Comments(0)

脱帽だ!

前半の流れもいいが、なんといっても後半が凄い!
いいぞ、もっとやれ!最高だ!

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# by zhimuqing | 2014-10-23 22:55 | Change! | Trackback | Comments(0)

乗りこえる


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# by zhimuqing | 2014-10-23 00:28 | Make Me Wanna Holler | Trackback | Comments(0)

ハーコーな流儀で決めてみる

家族で公園に。
珍しくアスレチックに熱心に取り組むヨウ。
こちらは木工工作に熱心に取り組む姉。
木工工作にやや似つかわしくないアクセサリーも。
ブラザGから貰ったネックレスが文字通り、光りますね。
公園にいた人から、おまえはエリックB&ラキムか?と突っ込まれたとかなかったとか。
父としては、エリックBではなく、ラキムであってほしいものですが、さて。
いやがる弟の顔を無理やり。ハードコアな東海岸のヒップホップの流儀ですな。

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# by zhimuqing | 2014-10-19 18:25 | Dawn 'n' Shine | Trackback | Comments(0)

43年ぶりだな

40数年後に本来の姿を現したアルバム。
JBはもちろん完全に後追いの世代でレアグルーヴでの再評価の後、
時期としてはフル・フォースとのアルバムの直後から、という
完全に新参者(いいオッサンですが、古参の人々に比べれば)の私ですが、
それでもボックス≪STAR TIME≫に収録された未発表の71年のライブ、
そしてCD≪LOVE POWER PEACE≫が発売された時の大興奮は
今でもはっきり覚えている貴重な体験だったかと。
内容はお墨付きな訳ですが、このレコードの目玉は
当時のJBのショーが完全に収められていることで、
ボビー・バードとヴィッキー・アンダースンの曲が挟まり、
トータルの流れが分かって楽しいですね。
(バードの2曲はホワイトの編集盤で紹介済み、アンダースンはまあまあ)
あとは未発表曲ですね。
CDには入っていなかった“Sunny”とか“There Was A Time”、
これまた未収録だったオープニング・テーマ、
そして未発表だったスタジオ録音曲“Who I Am”が入っています。
(“Who”は別のバージョンが後のアルバムに収録されている)
この辺の曲は初めて聴いたので、結構盛り上がります。
LPは3枚組!で、アラン・リーズが未発表に終わった経緯を
ライナーに書いていて、読み応えがありますね。
(リーズの書いた話は基本面白いと決まっていますね)
録音されたライブの時間が足りなくて、“Who I Am”を録音するも、
なかなか完成せずに、そうこうしているうちにブーツィー達が脱退し、
新しいバンドを鍛えるのにJBが夢中になりライブアルバムは後回しになり、
更にほぼ活動を停止しつつあったキングからポリドールへの移籍、
ポリドールがアポロ劇場でのライブを出すことを決めたこと、
様々な状況の中でパリのライブ盤が未発表になる流れが
当事者の視点で書かれていて、大変興味深い。
レコード3枚それぞれにLove、Power、Peaceと銘打っているのが
面白いですが、何故かLoveがサイド1と6、Powerがサイド2と5、
Peaceがサイド3と4という、変則的な組み合わせなのが解せないな。
レコードは普通聴き終わったら裏返して聴くものだと思うのですけどね。
初めはプレスミスかと思いましたよ。(プレスミスだったりして)
まあ、そういう強引なところもミスター・ブラウンと納得するのは
やや強引過ぎますかね?
個人的には満足すぎる3枚組ですが、ただLPの宿命というか、
収録時間の関係で3曲のバラードがブツギリにされているのは
残念というか、勿体ない。
実はこの時のライブ、ファンクばかりが取り上げられますが、
4曲あるバラードの凄さというか特異さやテンションの異様さが
個人的にツボだったりするのでね。
JBのテンションの高さはここがもしかしたらピークだったのか、
実はもの凄いことになっていることも忘れてはいけません。
スタジオ・バージョンも異様なテンションで突き抜けていた
“ジョージア・オン・マイ・マインド”はここでも素晴らしいし、
“トライ・ミー”も“ビウィルダード”も素晴らしいけど、
やはりここは“マンズ・ワールド”に尽きるでしょう。

曲の半分はJBによるプリーチで、散々焦らしといての歌い出し。
音源で聴いていても失禁しそうになるのに、生で聴いていたらと考えると、
想像を絶する世界ですね。
はっきり言って、この初代JBズはファンキーに比べると、
バラードの演奏が不得手なのだと思いますが、
音量1と100との間での笑えるぐらいのダイナミズム攻撃と
それを軽々と乗りこなすJBのテンション。
途中で唐突に入るフェルプスのブルース風ギターも脈絡がないし、
笑うべきか感動すべきかよく分からなくなりますね。
当たり前だけど、JBはワン&オンリーですね。
こんなバラード表現というのはなかなかありません。
もちろん大傑作揃いのファンク・ナンバーは何を今更というレベル。
やっぱり凄いですねぇ。
ブーツィーの演奏は変幻自在でループ感があまり無く、
ほぼ全編ソロを弾いているようなものだけど、
ソロのためのソロではなくリズム最優先であるところがミソですよね。
まあ、フレッド・ウェズリーにしても、メイシオにしても、フェルプスも
JBの子分はみんな多かれ少なかれ、その感覚が強い訳ですけどね。
混然一体となっている感じはエディ・ヘイゼルにも通じますかね。
ただもう、ひたすらキレキレでかっちょいいとしか言いようがないし。
(フェルプスはフレージングの魅力が薄いかな、やっぱり)
とはいえ、全ての楽器が完全にJBの声と緊密に結び付いていた
60年代中期の名曲群と比べると、この時期の音は、
JBフューチャリング・ブーツィ・コリンズという感じが強く、
ギャラの件でJBとの間で揉めなくても、ブーツィーはいずれ袂を別って
ソロになるのは決定的だったのかな、と思わせますね。
まあ、どちらも地球が宇宙に誇る最高峰のカッコ良さなんですけどね。
あとはライナーに書かれていたパリでの初日のライブ映像の正式な商品化ですね。
ブートは持っていますが、やっぱりリマスターされたものが欲しいよね。
更に欲を言うと、イタリアでの野外ステージのあの映像もどっかに残っているはず!
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# by zhimuqing | 2014-10-18 10:28 | Funkentelechy | Trackback | Comments(0)

台風を完全に吹き飛ばす

とまあ、そんなわけで待望のクァンティックですよ。
あのあまりに素晴らしい≪Tradition in Transition≫に完全KOされた5年前から
ずっと待ち続けた、本当に待望の来日公演。
まあ、来る予定だった人が来れなくなったり、家族に体調不良の人が出たり、
挙句の果てには台風の影響で深夜バスがキャンセルになって
わざわざ上京していたhide兄さんが急遽帰らなければならなくなったりと、
様々な問題が発生したわけですが、いみじくもウィル・ホランドが言っていたように、
Typhoon won't stop Us ということで、台風ではクァンティックも止まりませんし、
見ている我々も止まりません、いや、止まれません、あんなの見せられてしまうと。
不惑の歳を越えている私ですが、周りの迷惑を顧みず、
もう我を忘れて飛び跳ねておりましたよ。
バンドで来ることはアナウンスされていたものの
メンバーが今ひとつ不明だったのでどうなるものか?と思ってもいたのですが、
ありがたいことに、私が一番見たかったニディア・ゴンゴーラがいたので、
もうそれだけでも最高!なわけですな。
もうね、ステージに立つだけで、花がぱっと咲くような、色彩が鮮明になるよう。
圧倒的なオーラがありながら、可憐な空気も振りまいて、
カメラマン席の石田さんもかぶりつくてなもんですよ。
髪が長かった頃のニディアさま

ダンス、というより、細胞一つ一つのキレが素晴らしい。
もちろんタフでいて、哀感もある声の響き、
体全体から生命感や躍動感が洪水のようにあふれ出す、
その様子を目の当たりにしただけで、心から満足したのですね。
歌って踊る姿を見ていると、涙がにじんできましたよ。
それにしても、アンコールでの観客を巻き込んだアカペラは本当に圧巻でした。
一緒にライブを観にいったミスター・Pにコメントを伺いましょう。

私:われわれみんな、ニディア嬢にヤラれてしまったわけですけど。

P:良かねえ。たまらんばい、あの体の動き。
  あの尻にだったら、一生敷かれ続けても良かばい。
 
うんうん、私も分かるよ。

 
ニディア嬢だけで完全にKOされた我々でありますが、
会場を笑顔でグルーヴさせる達人、ウィルソン・ヴィヴェロス!が追い打ちを。
カリ出身のパーカッショニストはもうずっとクァンティックと絡んでいますが、
特にティンバレスでの暴れっぷりはもう完全に私の理想郷ですね。
60年代からコロンビア音楽を支え続けている人なので、当たり前なんですけどね。
一撃一撃がもう必殺技のようなレベルで、これは完全に世界遺産の一人かと。
そして、ほとんど言葉が通じていないのに、
勢いで気持ちを通じさせる、その気質もまた素晴らしい。

サックスやフルートをループさせてダブ化に貢献していたのは、
シルベスター・オニーエイジアカ(読みは合っているかどうか分からない)は
テキサス出身なんだけど、なんとプリンスのNPG出身ということで、
これまた驚きのコネクションなんだけど、個人的にはサックスよりも
音像の変化が激しいフルートのほうが燃えたかな。
ちなみに、お前楽しんでいたな、と私のことを認識してもらえていたのが
かなり嬉しかったのであります。

コーラスとシェイカー系を担当していたアジザさんは
今のところフルネームが不明で、手元にあるクァンティックの関連の作品にも
名前が見つからないのですが、コロンビアの郊外から直送されたような
天真爛漫な、良い意味で垢抜けないアクションが
見ているこちらの心をほっこりさせて、これもまたいい!
(ヴィヴェロスさんより、アジーザ・アリさんだと教えてもらいました)
一緒に観ていたケンドリックス君に感想を伺いましょう。

K:うちの娘達もあんな感じに育ってくれたら、父親冥利に尽きます。


で、肝心のクァンティックakaウィル・ホランドは、ギターやアコーディオンを弾きつつ、
手元の(よく見えなかったが)ミキサーやラップトップをいじりつつ、
PAに向かって音の抜き差しを指示するという神業のようなステージング。
今回はベースも鍵盤もドラムもいなかったので、その音を出しつつ、
演奏を重ねていくスタイルなのだけど、出音があんなに生々しいのは本当に物凄い。
元々職人肌のDJ/トラックメイカーとして有名だったことを差し引いてもね。
ギターは、やはりカッティングでしょう。
アフロ成分濃厚な各国音楽の美味しいところを消化していて、
それだけをご飯がお変わりできますね。
サンプルして延々とリピートしたくもなります。
でも、アコーディオンのほうが燃えるかな。
アニバル・ベラスケスの師事しているだけあって、ガツンと来ます。
(アコーディオン弾きながらジャンプするのは大変そうだったけど)
あとは、やっぱり音全体に対する気の使い方や肝になる音への集中力かな。
DJやっている時はミキサーの抜き差しでおいしい音の肝を抜き出して
私たちの食卓に出してくれる人ですが、
その強みや魅力はライブの現場で更に強調されますね。
もう見ているこちらはなすがままですね。
ということで、この写真に頭が写っているプリマクさんいわく、
健やかな成分ばかりで成り立っているライブは爆発して最高だったわけですが、
今回の5人編成でこの凄さだったら、もしフルバンドでのステージになったら、
一体どうなるの?って話ですよ。
一日でも早く、フルバンドで戻ってきてほしいなぁ。
(見ることが出来なかった人もいなすしね)
ベースはフェルナンド・シルヴァ、ピアノはアルフレディート・リナレスでね。
というか、オンダトロピカで来てくださいよ!


今回のセットリストはこんな感じ!
メンバー全員のサイン付き!これは物凄く嬉しい!
こちらはドーナツ盤。グッドヴァイブレイションの連鎖なのだ!


おまけ
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# by zhimuqing | 2014-10-14 00:28 | Funkentelechy | Trackback | Comments(4)

ある土曜日

前の週に台風直撃で延期になったヨウの運動会が無事開催。
ヨウは昨年に比べ、成長していることがよく分かり、親としては満足したので、
父兄参加の競技で頑張って男ぶりを上げてみせようと張り切っていたのだが、
残念ながらゆるーい競技になってしまい、見せ場を作ることは出来ず。
うーむ、来年に持ち越しか。

その後、夕方からは新宿2丁目にて、今回もわざわざ上京したミスターPと一緒に
先日ライブに参加したもらったW親分のライブにゲストで参加。
普段弾きなれていないファンク・ロック的な曲調に苦戦しつつ、
世間でひそかに盛り上がっている初代JB'S、つまりブーツィー/フェルプス時代のノリで
ブチかまそうとするも、私はブーツィーでないので、あえなく撃沈。
まあ、撃沈するのはいつものことですけど。

それにしても、ミスターPとライブをやるのは今年3回目。
しかも福岡時代はドラマーとしてのミスターPとライブしたことがないことに気が付いて、
何とも不思議な感じを受けますねぇ。
そのミスターPは遂に本格進出が決まりそうだとのことで、
いやもうこうなったら、行けるところまで行こうではないか!という感じで、
気温が下がってきているのですが、服なんか着てられません、
パンツなんか穿いていられません、と盛り上がってきているのですが、
とりあえずは26日のライブでどう爆発するか?がポイントですね。
うーむ、楽しみだ。
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# by zhimuqing | 2014-10-11 23:28 | U GOTTA FRIEND | Trackback | Comments(0)

ダブル・バレルド

ブラザー・ジャック・マクダフとデイヴィッド・ニューマンの双頭アルバム。
デイヴィッド・ニューマンの愛称はファットヘッドなので、
ダブル・ファットヘッドになるのかな、と言いたいところですが、
そうなると二人の間抜けになるので、さすがにマクダフ師匠にどつかれそうだ。
プレスティッジ時代があまりに濃厚で漆黒すぎるマクダフ師匠。
どうしてもその後の時代は薄味というかヘルシーな肌触りがあり、
割を食っている感じがありますね。
とっつきやすし、ポップでかっこいい曲も沢山あって
アヴェレージは軽く超えているのですけどね、

で、67年発売のこのアルバムは、もちろん分かりやすくはあるのだけど、
ファットヘッドの参加でグッとしまったというか、
いつもの定食に新しい味が入って味わいが増したというか。
大編成でないのに(ファットヘッド含め)3人いるフルートのアンサンブルが
あまりこの手の音楽ではない味わいを醸し出していて面白い。
おそらくファットヘッドの編曲ですよね。
流石は全盛期のレイ・チャールズの大番頭さん。
デイヴィッド・ニューマンはソウルフル極まりないが、
例えば歌手に例えると、ピケットのようにシャウトの連続攻撃とか、
スペンサー・ウィギンズのように華麗な技で圧倒するタイプでなく、
オーティス・レディングやチャック・ジャクスンの様に一句一句丁寧に歌うような、
軽く流した時でも、グッと力を込めた時と同じように、あるいはそれ以上の説得力があり、
シンプルな反復フレーズで盛り上げるマクダフとの相性も抜群。

フルートに持ち代えると、その丁寧に歌い上げる感じがさらに強くなるのですが、
メロウな流れに身を任せず、硬派な姿勢は譲らないというスタイルが際立つのですが
そういう意味では、親分のレイ・チャールズ譲りとも言えますね。
いや、むしろそういう体質だからレイ・チャールズと長く付き合えたのかな?と
思ったりもするのですが。
ブラザー・レイのバンドでの最高の相棒、ハンク・クロフォードと。
それにしても、ニューマン、クロフォード、ドナルド・ウィルカースン、そしてブラザー・レイ。
アトランティック時代のブラザー・レイのバンドのサックス陣は
ブルース~R&B~ソウルのバンド史上、最強の布陣である事は間違いない。

後ろを支える面々がまたいい感じのモツ煮込み状態。
ギターのメルヴィン・スパークスはR&B98%、ジャズ2%の比率で
いつものように快調なバッキング。
名前のカッコよさはソウル・ジャズ界5本の指に入りますが、プレイも負けていない。
名前のカッコよさ、プレイのかっこよさ、そしてそれに相反するルックスのイケテなさ、は
アイヴァン・ブーガルー・ジョーンズとタメを張るわけですが、
フレーズの多彩さ(多彩とは言えないけど)はメルヴィンのほうが上かな。
と言っても、反復フレーズのしつこさも評価に繋がるこの界隈では、
フレージングの多彩さの比較はあまり意味がないですけどね。
この垢抜けなさが実に愛おしい!

ドラムのAbe Blasingame(読み方が分からない。エイブ・ブレイシンゲイム?)も
ソウル・ジャズの流儀に則ったアーシーなドラミング。
“Daffin' Round”や“More Head”でのノリノリのソウル・ジャズもいいが、
ここは冒頭の“But It's Alright”でのドープなハイハット使いに
私はいつも腰が砕けてしまうのです。

他のフルートやサックスを担当するダニー・ターナーやリオ・ジョンスン含め、
ソウル・ジャズのアルバムでしか名前を全く見ないメンツですが、
これまたコテコテというか、聞き手の腰を勝手に揺らしてしまう腕利き。
まあマクダフに選ばれた時点で当たり前のことですけどね。

マクダフはまあ絶好調でしょう。左手でのベースは全く見事の一言。
粘り気と推進力と艶が混然一体となったベースはいつも憧れの的です。
右手のフレーズも地味に始めたと思わせといて、いきなり暴れたり、
ねちっこいフレーズを連打したりと、クラブの聴き手が盛り上がる術を
あの手この手で披露するのですが、その技一つ一つがソウルフルなのが、
全くもってけしからんほどに素晴らしい。
同時代のソウル勢をしっかり捉えたファンキーで始まり、
これまた得意のしっとりとした気だるいブルースで締められると、
また冒頭からリピートしたくなってしまうという、全く困ったアルバムですね。

そんなわけでソウル・ジャズとしては、特にアトランティック以降のマクダフものとしては
たぶん最高峰かなと思うのだけど、一つだけもったいないと思うのが、
67年のアトランティックといえば、あれですよ、≪溢れ出る涙≫。
ローランド・カークがここにいれば、ものすごいことになっていたのではないか?と、
そんな妄想を膨らませてしまうのは、たぶん私だけではないはず。
もちろん、当時のカークは自己の音楽を追求しまくっている時期で、
他の人のアルバムに参加することは無かっただろうとも思うんですけどね。
初期のカークがマクダフと共演したアルバムがもう一つ爆裂していなかっただけに、
何とももったいないと思うのです、はい。
マクダフではやっぱりこれが一番好きかな。ダブル・バレルもいいけどね。
ジャケも地味だが、中身も二人が遠慮しあっていて、
もちろん悪いはずはないんだけど、どうにも盛り上がれない一枚です。

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# by zhimuqing | 2014-10-09 21:28 | Blues 4 Terapin | Trackback | Comments(1)
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